カイリューリボンコンプレポート(第3世代)
はじめに
リボンコンプとは文字通りリボンをコンプリートすることを言います。
ポケモンにおけるリボンとは勲章のようなものであり、ポケモンに対するこだわりの尺度、言ってしまえば単なる自己満足でした。
しかし、第8世代で「二つ名」というシステムが実装されます。
簡単に言うとポケモンをボールから出すとき、通常は「ゆけっ! (ポケモン名)!」ですが、二つ名を設定していると「ゆけっ! (二つ名固有形容詞) (ポケモン名)!」となり、リボンを持っていることをアピールできるようになりました。
二つ名固有形容詞というのには例えば「あのころがんばった!(がんばリボン)」とか「かなしいことがあった(しょんぼリボン)」とか「きらめくおもいでの(おもいでコンテストリボン)」というのがあります。
このリボンを現在のポケモンに繋がる最古の世代である第3世代(ルビー・サファイア・エメラルド・ファイアレッド・リーフグリーン)から最新作である第8世代(ソード・シールド)まで集めながら進めようというのがリボンコンプです。
もちろん第3世代以降もポケモンは増え続けているので、例えば第4世代のポケモンは第3世代のリボンを獲得できないので第4世代~第8世代で手に入るリボンを第4世代のポケモンでコンプリートすることをリボンコンプといいます。
リボンコンプなんてたくさん記事あるし今更なんでわざわざ書く必要があるねんと思う方もおられるかもしれませんが最近のリボンコンプ事情で変わった点(第3世代のポケモンボックスバトルタワー、第4世代の代替Wifiバトルタワー)に言及した記事が少なかったため、どうせ検証するならついでにリボンコンプもしてしまおうと考えた次第です。
今回はリボンコンプの対象としてカイリューを選びました。
カイリューでリボンコンプした記事がないのも新規性と言えます。動画はありますが....。
カイリューとは
ドラゴンひこうタイプでこおり4倍弱点なのは非常に有名。
リボンコンプのためにナショナルリボンを手に入れるにあたって第3世代までのポケモンでダークポケモンとして手に入るポケモンに限られるわけですが、超人気ポケモンであるイーブイも、ちょっと人気なゲンガーも、何なら超有名なあのピカチュウですらダークポケモンとして出現しません。
じゃあどのポケモンで始めればいいねんみたいな話になるわけですがさらに最新作のソードシールドではそもそも連れていけないポケモンがいる始末。
つまり第3世代でダークポケモンとして出るかつソードシールドでも実装されているポケモンに限られるわけです。別にイーブイやゲンガーが付けられるリボンを全て取ればそれがリボンコンプだけど...。
そこで自分はカイリューを選びました。
以前から600族のポケモンは好きだったしXDにおけるカイリューは全てのポケモン入手後に手に入る貴重性もあります。
決して「最新作でもある程度戦えるポケモンだから」とか「XDでは色違いがでないし色違いにこだわらなくていいから」とかそういう邪な考えではありません。
おうかんで個体値弄れたり、とくせいパッチでとくせい弄れたりするの良いですよね。
なお、ポケモンコロシアムのポケモンは色違いが出るので色リボンコンプなんてことができます。XDは色違いが出ません。
ポケモンXD
ここで取れるのはナショナルリボンとアースリボンです。
ナショナルリボンはダークポケモンをリライブしたとき、アースリボンはバトル山で手持ちを変えずに100連勝したときにもらえます。
カイリューはポケモンXDで全ポケモンをリライブしないと出現しないので全ポケモンを捕まえます。
現環境最強ポケモンのサンダーも二つ名付き(こんなんをのりこえた サンダー)を捕まえられるのでお得でした。
シャドーの工場3階と最上階の階段を往復することで歩数を自動で稼げるのは有名な話です。
多分ネットのどこにもない情報だから共有するけどXDでアゲトビレッジのポケモンセンター前で自動リライブできたよ pic.twitter.com/K5ZRBMofVL
— なとり (@1_Natrium_1) 2021年12月1日
シャドーの工場に行く前に自動リライブしたい方はどうぞ。
ツイートを消す可能性があるので文字で補足しておくとアゲトビレッジのポケモンセンター前で左上45°にスティックを固定した後にキューブコントローラーを挿し直すと右下に歩き続けることができるポイントがあるのでそこで放置するとリライブゲージが自動で減っていきます。
相当カクカクな歩き方をするので効率が良いとは言えないような気がしますが序盤からできますしポケモンセンターが近いのが良いですね。
バトル山はカイオーガでばしゃばしゃやってれば作業で終わります。ヌケニンが出てくるのだけ注意。
100連勝のついでにコロシアムではホウオウが、XDでは究極技を覚えたジョウト御三家(選べる)がもらえます。
カイリューゲットとバトル山合わせて35時間くらいのプレイ時間になりました。
バトル山は100連勝と聞くと面倒に思いますが実際はサクサクと進みます。
夕方から始めると寝る前に終わります。
ナショナルリボン
アースリボン
エメラルド
エメラルドに送ってポケモンリーグでチャンピオンを倒してチャンプリボンを、努力値を最大まで振ってがんばリボンをもらいました。
がんばリボンは他の世代でも入手可能ですがバトルタワーで使わないといけないのでここで努力値を振っておくべきです、パワー系アイテムがないので面倒ですが。
サブロムのエメラルド半日でクリアしちゃった pic.twitter.com/yg3QRQByQD
— なとり (@1_Natrium_1) 2021年12月4日
ちなみになんとなくの気分でサブロムのエメラルドをさいしょからプレイしています。
後でもう一度ホウエン地方を旅する必要があることを知らずに...。
チャンプリボン
がんばリボン
コンテスト
このコンディションでもいけます。
かっこよさ、たくましさは1次審査で2ゲージ分くらい負けが確定しているので2次審査である程度の運がないと勝てません。試行回数を増やして対策します。
じゃあどうして2次審査で巻き返すのかというと「ほのおのパンチ」+「れいとうパンチ」のコンボ、これが本当に強い。
どちらもうつくしさカテゴリの♡4つの基本技です。うつくしさですが全カテゴリこれでいけます。
しかもコンボによって後に使った技では♡が2倍の8個もらえます。
どちらもバトルフロンティアの技教えで48BPと高いです。自分はこまめにバトルフロンティアで遊んでいたおかげで買えました。
カテゴリ×5と難易度×4で20個のリボンが獲得できます。
マスターランク高得点でもらえるブロマイドリボンはうつくしさで取りました。
ミナモ美術館で2階に行ってフラグを立てておかないともらえないので注意。
おもいでコンテストリボン(20/40)
ブロマイドリボン
バトルタワー(Em)
カイリューは入手時レベル55なのでオープンルールで参加します。
6周目=42連勝あたりまではながらプレイで余裕です。
問題は7周目あたり、ここから急にながらプレイで怪しくなる場面が出てきます。
変に6周目まで簡単なせいで「7周目もいけるでしょ~」と軽い感じでプレイすると痛い目を見ます。
自分は後述のルビーのストーリーをすすめながらプレイしていたので7周目で3回負けました。3回負ける前に気づけよ...。
使用ポケモンは以下の通り
ラティオス おくびょう CS オボンのみ
サイコキネシス/ドラゴンクロー/10まんボルト/れいとうビーム
サンダー むじゃき HS たべのこし
10まんボルト/どくどく/みがわり/まもる
メタグロス いじっぱり AS
コメットパンチ/じしん/いわなだれ/だいばくはつ
サンダーはXD産なので性格がめちゃくちゃですがおくびょうがベストです。
サンダーのまもみがとメタグロスのだいばくはつの切り時が大事です。
メタグロスにはなにも持たせていません。ラムのみをもたせましょう。
第3世代のアイテムって選択肢なさすぎて困りません?
ハチマキもたせるとだいばくはつ打ちづらくなるし...。
8周目(50戦目~)からはもちろんカイリューを使う必要があります。
以下の構成でメタグロスの代わって使用しました。
カイリュー さみしがり AS クラボのみ
じしん/つばめがえし/りゅうのまい/いやしのすず
りゅうのまいがあるし物理型、と思っていたのですが第3世代ではドラゴン技は全てとくしゅ技という仕様があります。
しかも他に有用なぶつり技と言えばはかいこうせん、アイアンテール、かわらわりくらい。
タイプ一致のひこうはぶつり技ですが、つばさでうつ、つばめがえし、そらをとぶから選択するしかありません。
つばさでうつとつばめがえしは低威力(60)、そらをとぶは威力70と少し高いですがタメがある技をヒコウZもダイマックスもない環境で使うのもどうなのかという話になります。仕方ないのでつばめがえしを採用することに。
これでもタイプ不一致のじしんのほうが高威力という始末、ひこう技をそらをとぶにしたとしてもそのいりょくの差はわずか5(70×1.5-100=5)。
メタグロスの代わりは務まらないのでランクマッチのように頭をフルに使って倒しました。
どうせランクマスターリボンをつけるときに技を全部忘れるんだからいやしのすず消せよみたいな感じもしますが残しました。第4世代では消す予定です。
ラムのみを持っていなかったのでクラボのみを持たせました。
道中かかった状態異常がほぼまひだったので問題ないでしょう。
...この構成、7周目で全く勝てない
レジアイスが突破できなくて負けたり、ラティオスが倒れた後に出てきたとくしゅ技持ちカイリューに負けたり。
なぜか4周目あたりでヘラクロスに負けたり。
迷走してキノガッサを使ったら本当に弱くてビックリしました。技も耐久も弱すぎる...。
カイリュー、ラティオス、サンダーの並びは確かにこおりに弱すぎる。
ラティオスは技範囲優秀だから欲しいし変えるならサンダーだけどそうすると耐久ポケモンをごまかす手段がなくなる。
げきりんもはねやすめもマルチスケイルもないカイリューの信頼度が思ったより低かったのも困った。
そして辿り着いた構築が以下。
ラティオス クラボのみ
サイコキネシス/ドラゴンクロー/10まんボルト/れいとうビーム
カイリュー こだわりハチマキ
スイクン カゴのみ
耐久対策枠をサンダーからこおり耐性のあるスイクンに変えたことでハピナスが重くなります。
なのでカイリューのもちものをこだわりハチマキにして初速から高火力で動けるようにしました。
バトルフロンティアのポケモンはすばやさが高くないのでりゅうのまいってそんなに強くないんですよね。でも今後使うので残しておきます。
ラティオスだけで済ませることができるのが一番良いので先発はラティオス、特殊受けにはカイリュー、ねむる持ちにはスイクンを投げます。
第3世代までの準伝はかなり数が限られているので相手が出してきたときにどのようにして処理するか想定しておくのも大事かもしれません。
おもいでバトルリボン(1/8)
バトルタワー(Rb)
なんとポケモンボックスを利用することでレベル50ルールのリボンも付けられるとのこと、マジか。
①GBAの電源を切って56連勝する
②受付で挑戦後のレポートを書くときにGBAの電源を入れてセーブする
③このあと一切セーブしないで電源を切ってポケモンボックスを開き、手持ちのバトルタワーで使った3匹の位置にリボンを付けたいポケモンを置く
④ポケモンボックスで「ぼうけんにでる」を選ぶ
ポケモンボックスにはルビー・サファイアをテレビの大画面でプレイできる機能があり、これをプレイしている間はGBAのコードさえ外さなければGBAの電源がオフでもプレイできる仕組みになっています。
セーブ時には電源を付ける必要がありますが強制セーブもBボタンで断ればセーブしないで進めることができます。
この謎仕様のせいでバトルタワーの強制セーブを回避することができます。なんでBボタンで断れるようにしたんだろう...。
とにかく仕様なので仕方がありません。取る手段があるなら取らねば。
世代ではないのにポケモンボックスと通信ケーブルは持っていたのでこれは問題なかったのですが手元のルビーはクリア前データ。
エメラルドと違ってルビー・サファイアならクリア前からポケモンボックスに接続可能と聞いていたので強いポケモン送ってさっさとクリアしちゃおう。
と思ったのですがポケモンボックスにはずかんのつかまえたかずが100未満ののソフトには引き出し制限がかかってしまいます。
エメラルドでは更に「ぜんこくずかん入手」、FRLGでは「ネットワークマシンの完成」の条件をクリアしないとそもそも接続すらできません。
最短プレイではつかまえたかずが100になることはまずないので使いづらいことこの上ない...。
この引き出し制限、正確には「つかまえたかず100未満のソフトでは他IDのポケモンを引き出せない」です。
ここで気づくべきだったのですが
①ルビーでポケモンを捕まえる
②捕まえたポケモンをポケモンボックス経由でクリア済みエメラルドに送る
③エメラルドでレベルを上げてルビーに送り返す
これでストーリーをイージーモードでプレイできます。無理に100匹捕まえる必要はありません。
自分はこれに気づかず、かいていどうくつあたりまでずかんを埋めるために普通以上の遠回りプレイをしてました。
でも結局つかまえたかずは100にしないとポケモン送れません...。
バトルタワーの内容はエメラルドと違って1周目からケッキングが出てきたりしますが、相手の技選択はランダムらしいので油断していきましょう。
自分はほとんどが3タテ試合でした。
さらにホウエンずかんのポケモンしか出てこない、負けたときの強制レポートを回避できるなどの要素があるのでエメラルドより圧倒的に難易度が低いようです。
ただしエメラルドのようにオープンルール(最低Lv60)ではなくレベル100ルールしかないので使うポケモンのレベル上げが面倒ならレベル50ルールだけルビーでクリアしましょう。
自分はエメラルドのバトルタワーと同じ構成のポケモンのレベル50を使用しましたがラティオスだけでなんとかなりました。
というか簡単すぎて画面を見ないで鳴き声だけ聞いてあくタイプか判断するみたいなゲームをしていました。
その結果ノクタスに4回くらいサイキネを打った試合がありました。それでも勝ててしまう程度の難易度です。
おもいでバトルリボン(2/8)
おわりに
以上が第3世代レポートになります。
バトルタワーオープンで大沼にハマったせいでかなりプレイ時間を使ってしまいました。
次回の第4世代が一番の高難易度と専らの噂なので心配です。
この記事を公開する頃にはある程度進んでいることでしょう。