語る

備忘録

劇場版少女☆歌劇レヴュースタァライトを語る。Ver.2.0

 

劇場版少女☆歌劇レヴュースタァライトを見ました。

感想を書きます。

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以下鑑賞前の記事です。

nato.hateblo.jp

ネタバレありでお送りします。

 

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今回も幕がありました。 

 

1回見ただけでは消化しきれなかったのでもう一度必ず見ます。

更新のため題にバージョン表記を入れます。

現在視聴2回目です。

Ver.2.0追記部分はこの色です。

 

 

 

幕開け

www.youtube.com

冒頭5分はYouTubeで視聴可能です。

間に合わないキリンが見れます。公開前ギリギリ劇場に滑り込んだ自分のようでした。

 

正直ここは見る前だとよくわからないという感想です。

雰囲気で物語が始まりますよーというのがわかれば良いです。

 

華恋が進路に困ってるのもここでわかるんですかね。

自分にはこのシーンの意味は良くわかりませんでした。

あと音がめちゃくちゃデカい。

ことあるごとにビビってました。

絶対「ここで大きな音出してビックリさせようぜ!」とか作戦立ててそうですよね。

音といえば華恋母が華恋を呼びに来るところで本当に遠くから声が聞こえたのすごかったですね。あれは映画館がすごかったのか??

 

劇場版オリジナル要素として登場人物があります。

愛城母、その妹、中学のクラスメイト、まさに劇場版といった感じで豪華なメンバーでした。

 

 

今こそ塔を降りるとき

 

 

 

進路相談

ここからはなんとか意味がわかります。なぜなら現実の世界なので。

華恋たち99期生は3年生になりました。後輩もできます。

進路相談の話から始まります。

真矢、まひる、双葉は新国立第一歌劇団へ。

ばななも新国立志望のようですが脚本家希望みたいです。

↑第一志望は新国立の俳優志望でした。第二志望が脚本です。

純那ちゃんは大学に進学します。草稲田大学です。本人は俯瞰で舞台を見たいと言ってたけど諦めたのかなと思ってしまいます。

香子は実家を継ぎ、クロディーヌは「テアトルドゥフラン厶」という劇団に入るためフランスに行きます。

第二志望について 、真矢、クロディーヌ、双葉は劇団節季でした。劇団四季ですね。

香子の第二志望以下は「なし」です。

 

華恋とひかりが残されました。この2人を残すなんてめちゃくちゃ不穏ですよね。

 

そして不安は的中します。先生の持っていた紙に書かれていたことから華恋は未定、ひかりは退学したことがわかります。

 

今回の映画はスタァライトの先、つまり愛城華恋の次の舞台についての話なので華恋の進路は当然決まってませんよね。

一方で一度は退学したものの、その後復帰しハッピーエンドで終わった神楽ひかりは結局退学してしまいます。

理由は後に語られます。

 

 

私は行かねばならないんだ。あの大海原へ!

 

ここのポニテ華恋めちゃくちゃ可愛くなかったですか??

この後のボクっ娘華恋のセリフをメモしてたんですけど読めませんでした。要確認

 

ボクはこれから何を目指せばいい!

 

サルバトーレ(純那)が新しい場所へ行ってしまうシーンでの華恋の役(名前忘れた)のセリフ。

心が入りすぎてて新入生が涙するほど感動していましたね。

実際の華恋の心境に合いすぎているので心がこもるのも納得ですね。

むしろ怖いくらいの演技でした。

 

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予告版で言うとここ、うーーーんポニテか??

今回は色々な華恋が見れるので華恋推しにはオススメです。

一人称ボクもめちゃくちゃカッコいい。

 

 

 

 

 

新国立見学

場面は変わって寮、新国立第一歌劇団見学の前日。

ランドリールームでまひるとクロディーヌが話します。

この2人の組み合わせってここだけじゃないですか?まひクロも良いですね。

大多数は見学を楽しみにしている中、香子だけは不満を募らせています。

 

今日何の日か覚えてはる?

 

この日は5月14日。

5月14日といえば2年前かつてのオーディション開始日です。

香子は自分の知らないうちにオーディションが開かれていてどこかの誰かがトップスタァになってしまったことを危惧していました。

みんなが負けたことに慣れたことを指摘しましたがこれが後の皆殺しのレヴューにつながったのでしょうか。

ちなみにこのシーンはひかりはともかく華恋も不在です。

香子の進路は実家を継ぐこと、逆に言えば実家を継がなければならないので舞台から降りなければならないので縁もない劇団を見学しに行くことに苛立つのもわかります。

 

 

うちが一番しょーもないわ

 

 

みんな喋りすぎだよね

 

日常会話だし喋りすぎも何もなくない?と思いましたが後に理由はわかります。

 

見学当日、電車で現地へ向かう俳優育成科トップ8人。

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予告で言うとこの場面です。じゅんクロの手前に華恋となながいます。

冒頭の進路を見たあとだと進路別に並んでいますね。

 

電車内広告でスタリラ登場校の名前が出てきましたね。この世界線でも存在するんだ。

ここから結構後の華恋が聖翔のパンフレット持ってるシーンでも青嵐のパンフレットがありましたよね。

「運転中に聞くと危ない曲は?」みたいな広告もありましたけど詳しくないのでわかりませんでした。

多分意味ありますよね。BGMと曲調が似てるとか。

 

 

景色はずっと暗闇、あれおかしいな?と思ったところで始まるki-ringtone、めちゃくちゃ鳥肌です。

ここでか!と思いました。

知らなかったんですけどringtoneで着信音なんですね。

キリンの着信音でki-ringtone。

 

レヴューが始まり華恋、ばなな、ひかりを覗いた6人はレヴュー衣装に着替えて電車の上に出ます。

そこで待っていたのはレヴューではありませんでした。

 

 

 

 

皆殺しのレヴュー

開幕からめちゃくちゃ物騒な題のレヴューが始まります。

レヴュー曲は「wi(l)d-screen baroque」、わぁ!またこれだ。

1回聞いただけなので曲は覚えてないんですけど一言で言うなら戦闘BGMみたいな感じでめちゃくちゃカッコよかったです。

 

以下のツイートを見つけました。 

ウオオ!!これだ!思い出しました。

わーいるどーすくりーんばろっくって歌うところゴロ悪いなって思ってました。

素晴らしい絶望感です。無限に聴けます。

例えるなら負けイベントのような絶望感があります。勝てる気がしない。

 

皆殺しのレヴューはばなな除く5人対ばななのレヴューでした。

ばななが他5人を皆殺しにするという意味ですね、言うまでもなく。

公開前記事では誰と戦うのか疑問でしたがいつもどおりの対人でしたね。

視聴者視点では同様に何もわかっていないばなな除く5人のほうに感情移入してしまうので中ボス戦みたいでした。BGMも相まってカッコイイ~~~~。

再演の話はロンド・ロンド・ロンドで終わり、今回は再生産の話なので彼女の立ち位置はラスボスというよりも中ボスと言ったほうが的を得ています。

 

ばななは刀一本で一通り他の5人を丸め込みます。

もう一本の刀はなぜ遅れて来たのでしょうか。決意が足りなかったんですかね。

テレビ版ではみんなのために再演をしていたので裏の感情は一切見せないばななでしたが今回は仲間にも冷酷に語ります。

これがかなり衝撃的でした。心を鬼にして、というやつでしょうか。

 

 

 

なんだか強いお酒を飲んだみたい

 

なんだか強いお酒を飲んだみたい

 

だからぁ、なんだか強いお酒を飲んだみたいって

 

ばななのセリフに誰もついて来ません。状況を理解していないのか、セリフを知らないのか、そもそもこの後のセリフが存在するのか。

状況を理解しているような真矢が「狼狽えるな!」と言っていたので答えは沈黙?真矢様もセリフを知らなかったのでとりあえず黙っていた可能性もあります。

「喋りすぎ」は舞台上で存在しないセリフ、つまり"私語を喋りすぎ”という意味でした。

舞台少女は台本のセリフを喋ります。私語は喋りません。なのでみんな血を吹いて死にました。血糊でしたが。

真矢だけは現状を理解していましたね。

ななの「列車は必ず次の駅へ、では舞台は?」に対して「私はもう舞台の上」と答えていました。

 

このレヴューに出てきた死体の表現にびっくりしました。

以前から学校の下にキリンがいるといっためちゃくちゃ展開は勿論ありましたが同じ人が2人いるという絶対にありえない表現、フィクションであっても不思議に思ってしまう表現は今までありませんでした。

よく考えると時間巻き戻すのもトンデモ展開か...。

 

 

私たち、もう死んでるよ

 

 

 

第101回聖翔祭決起集会

舞台創造科の雨宮さんと眞井さんが第101回聖翔祭のスタァライトの脚本を発表します。

約束タワーのアレンジBGMが流れていました。

本編に登場せず劇場版でのみ流れた既存曲は多分これだけでした。舞台版の曲が流れてたら知りません。

舞台少女心得幕間のBGMもありました

約束タワーも舞台少女心得幕間も好きなんですけど悲しさがある曲なので苦手なんですよね。

この他にはロマンティッククルージンとか。

でもFly Me to the Starはめちゃくちゃ好きです。何でなんですかね

 

このシーン、A組トップ8人以外のセリフが多いんですよね。

渡された台本を早速読んでいるのは唯一天堂真矢のみ。

「だからあいつだけ」ということなんでしょう。

それ程第100回聖翔祭スタァライトが偉大なものでした。

ばななで言う第99回聖翔祭のような。

1年前に同様の経験をしたばななだからこそみんなの不満に気づけたのかも知れません。

 

第101回聖翔祭はこの後全く出てこないんですけど配役はどうなったんですかね。

100回はひかりと華恋が主役のスタァライトでしたがひかりは退学しています。

この時点で未完だった物語の結末も気になります。

 

ここでちょっとだけ華恋の過去編もあります。中学生編です

マックで男女3人ずつで話すシーン。この世界に男いたんだ...。

華恋は友達より早く進路を決めたようですがそれは「ひかりとスタァライトをする」という約束があったから。

その先の目標がないので現在の進路を決めあぐねているワケです。

 

 

 

 

怨みのレヴュー

ふたかおのレヴューです。またか。

レヴュー曲は「わがままハイウェイ」。

今回も痴話喧嘩です。劇場版なので豪華です。

事の発端は双葉の進路から。無断で決めた双葉に香子は苛立ちます。

新国立第一見学時の苛立ちはこれが原因ですね。

 

ウオオ!!そのままだ!

視聴2回目で注目したのがこの「わがままハイウェイ」。

清水の舞台で香子と双葉が相対するシーン。めちゃくちゃカッコイイなと思いました。

これが映画館で見るべきポイント。音圧が良い。

 

香子がキラめくところを一番近くで見せるという話をテレビ版でしていたと思います。

双葉が京都の実家ではなく劇団を目指すことがわかったので「あの約束は嘘やったんか!?」みたいな展開ですね。前もやってたなあ。

 

 

99期生 石動双葉

ここが別れの一本道 いざ花と散れ

 

別れなのに一本道、やっぱり好きなんじゃないですかーー。

 

予告で双葉のデコトラが話題になっていましたがデコトラで突っ込むのはお互い様でしたね。

レヴュー演出については終始わかりませんでした。

舞台装置使いすぎなんじゃ。

キャバ嬢香子めちゃくちゃ良かったですね。

 

このレヴュー、実は異端なんです。

その理由は全く関係のないクロディーヌが出ているところ。

今までレヴューに関係ない演者が登場することはありませんでした。

過去の嫉妬のレヴューにおいてまひるに華恋が追いかけられるシーンでは他のレヴュー会場にお邪魔することはありました。しかしこのときはあくまでレヴュー中の他者に遭遇しただけでした。

しかし今回は単純に演出のために、舞台装置の一部のようにクロディーヌが出演しました。

つまり全てのレヴューは同時進行していないということです。

あるいは....。

 

 

 

 

ほんましょーもないわ、うちら

 

ほんとしょーもないな、私たち

 

 

 

 

競演のレヴュー

イギリスから帰ってきたひかりとまひるのです。因縁の対決ですね。

レヴュー曲は「MEDAL SUZDAL PANIC◎〇●」。

ウオオオオオ!!!これだ!!なんでこんなことできるんだ!?

確かに舞台少女心得幕間アレンジパートあった!素晴らしすぎる。

舞台少女心得幕間って華恋がひかりを助けに行くシーンで流れるんですけど今回は立場が逆なんですよね。

ひかりが華恋を助けに行くんですよ。うーん早く聴きたい。

 

オリンピック調の舞台から始まり、ひかりの上掛けが落ちたあとは一転してホラーテイストになります。

ホラーテイストなまひるちゃんめちゃくちゃ"怖い"ですね。

"怖い"というのがキーワードのようでひかりは華恋の思いが変わってしまうのが"怖い"。

まひるはーーー何が怖かったんでしょう。演じれるかどうかが怖いっていう話だったかな。要確認

まひるはうまく演じられるかが怖いでしたね。

演技は怖かったです。

 

このレヴューも異質といえば異質でレヴューが始まってから上掛けを落とされて怖いまひるに追われるところに至るまでひかりの武器は一切映りません。

↑嘘です。写りました。

ただレヴュー開始時と決着時には写ってませんでした。

途中で少しだけ打ち合っていました。

つまり演じる意思がないということ。皆殺しのレヴューのときですら参加者は自覚なしに武器を持っていたので意図して演じることをやめていたのかもしれません。

 

 

キラめく舞台が大好きだから

キラめく舞台を目指してまっすぐ

99期生 露崎まひる

夢咲く舞台に輝けわたし

 

テレビ版5話時点のまひるちゃんと比べるとめちゃくちゃ成長しましたよね。

今回華恋と一度も話してないような気がします。要確認

↑話していませんでした。会っていたのも電車の中程度でした。

というかひかり以外が華恋と会話するシーンありました?

そもそも華恋が出てくるシーンが少ないんですよね。

3年時の華恋は舞台に立つ資格がなかったので舞台を目指していた過去の華恋の登場が多かったのだと思います。

 

「華恋ちゃんのキラめきがないと何もできない」なんて言っていたのが懐かしいです。

なんかもうホントに成長したなァーーーーー!!と。

 

 

走れ、神楽ひかり

 

華恋離れができたまひるから華恋離れができないひかりへ、渡されるのは金メダル。

落とされた上掛けの再生産です。これひかりの勝ちなん??

新国立を目指す進路も華恋離れができたからこそだと思います。

 

 

 

 

この舞台では誰より朗らかに!

 

 

 

 

 

狩りのレヴュー

ばななと純那のレヴュー、「狩りのレヴュー」。

そういえばこの2人のレヴューは初めてでしたね。

レヴュー曲は「ペン:力:刀」。ペンは純那、刀はばなな、どちらにもあるのは力、みたいな話だと思います。

これ、最も物議を醸したレヴューだと思います。

 

 

99期生 大場なな

熟れて落ち行く運命なら

今君に美しい最後を

 

オシャレ口上ですね。中二心が擽られます。

現状のまま進展せず腐ってしまうならここでやめてもらおうみたいな話ですね。

「私が守るの ずっと何度でも」と同意義であり冷淡でもあります。

 

 

君は眩しかったよ、星見純那

 

どうして過去形なのよ!

 

あーあ、泣いちゃった

 

めちゃくちゃ非道でしたよね。

結局激励だったんですけどそのために上みたいなこと言ったり自決を勧めたりアクセル全開すぎる...。

純那はキラめき=宝石を砕かれるんですけどそのあとばななの剣を1本盗んで戦う展開とても良かったです。

そもそも一人だけ遠距離武器って書きにくいですよね。

 

 

99代生徒会長 星見純那

殺してみせろよ大場なな!

 

立ち直った純那のセリフです。めちゃくちゃカッコいい。

本気で来いよ!感が暑苦しくて良いですね。

あと生徒会長やってるんですね。

このレヴューの勝者は純那、なんと初めての我々が確認できる勝利です。

純那ちゃんはテレビ版だと初期しかレヴューシーンがなくて不遇だと思ってたんですけどやっと報われましたね。良かった。

"どんなに努力しても追いつけない距離"を3年間で縮めてきたんだと思います。

冷淡なばななに注目しがちですが純那ちゃん視点で見ても最高のレヴューです。

レヴュー後、2人は別々の道を行きます。

このシーン、めちゃくちゃ泣けるのでまた見たい。

 

ばななが再演の果てについて言及していたんですけどもしかして純那ちゃんの良くない結末を見たことがあったのかもしれません。

実際にその光景を見たのではなくても純那ちゃんの舞台少女としての死を予想できたとか...邪推でしょうか。

 

 

 

 

眩しい主役 星見純那だ

 

 

 

 

 

魂のレヴュー

真矢クロのレヴューです。これも2回目。

レヴュー曲は「美しき人 或いは其れは」。

クロちゃん主導かと思ったら真矢様主導になって結局クロちゃんが主導を取ります。

忙しいですね。

冒頭ではどうぶつしょうぎをしていました。どうぶつしょうぎでは負ける真矢様の完璧ではない一面が見れるの良かったですね。ギャップ萌えです。

 

 

何なのよ ワイルドスクリーンバロックって

 

この間に挟まれる神楽ひかりのキリンに対するセリフです。

何なんでしょうね。本当にその通りだと思います。

 

 

99期生 西條クロディーヌ

今宵キラめきでアンタを

 

 

99期生 天堂真矢

奈落で見上げろ 私がスタァだ

 

真矢様の口上を意識したクロちゃんの口上、やっぱり変わらない唯一無二の真矢様の口上、カッコイイですね。

 

レヴュー曲、途中で誇りと驕りに似ているというかそのままのフレーズがありましたよね。

 

 

英雄には試練を

聖者には誘惑を

私にはあなたを

 

このフレーズ何回も言ってました。最後の一文にたどり着くために色々あって「天堂真矢には悪魔を」だったり。

完全無敵の天堂真矢を西條クロディーヌが追いかける関係ではなくクロディーヌのおかげで上達する真矢という関係がいいですね。

6話のふたかお回で真矢様が香子に言ってましたね。

そしてついに真矢様を超えたクロちゃん。2人の力の差は実は紙一重だったんですね。

 

 

私はいつだって可愛い!

 

本性を出した姿をクロちゃんに可愛いと言われた後の一言。

こんな事言う人でしたっけ。

でも完璧であるよりおいもを早口で語ったりバウムクーヘンを食べたりしてるおちゃめな真矢様のほうが良いですね。

前回の記事ではふたかおと真矢クロが何となく似ていると思ったんですがここで全く別の関係になりましたね。

 

 

 

 

ライバルのレヴューは永遠に

 

 

 

 

 

最後のセリフ

劇団アネモネに入団した小6愛城華恋。

華恋はなんとなく聖翔に行けたと思ってたのですがちゃんと努力していたんですね。

確かに問題児感があった華恋が日本トップの学校のクラストップ9人に入れているのでこれくらいあっても不思議ではないですね。ただ朝に弱いだけかもしれません。

小6ポニテ華恋めちゃくちゃ可愛いですね。

演じた劇は「青空の向こう」でした。メモしたけど後から見たらだからなんだ。

ノンノンの元ネタ、この劇からでしたね。

実在するっぽい?

 

 

見ない、聞かない、調べない!

 

ロンドンに行った神楽ひかりに対する愛城華恋の感情です。

次会うときは舞台の上だから、知らないでいたかったという話なんですけど結局誘惑に負けて検索してしまいました。

出てきたのは王立演劇学院、ホームページがしっかり日本語だったし合格者名が普通に書いてあったりご都合主義ではありました。

華恋は調べてしまった、自分だけひかりが何をしていたか知ってしまいました。

実は再会時にこんなことを思っていたんですね。

 

幼馴染であり学友でありライバルである華恋とひかり、レヴュースタァライトの全てであると言えます。

レヴュー曲は「スーパー スタァ スペクタクル」。レヴュー名はありません。

レヴューは華恋がキラめきを失ったことに気づいて死亡→ひかりの声で再生産→

華恋の燃料は王冠、ひかりの燃料は星、単純に考えればお互いを燃料としていただけ。

スタァライトが終わったからと言って次の舞台は無限にあります。

"次の舞台"が華恋にとって何を意味するのかはわかりませんがここで再確認したことで再生産によって舞台少女としての死を回避できたのでしょう。

 

神楽ひかりの自主退学、それは昔と同じで華恋が甘えてしまうから、華恋に甘えてしまうから。

ラスト曖昧なので要確認

 

再生産をした華恋の腹部に短刀を刺します。

そして東京タワーがめちゃくちゃデカいポジションゼロに刺さります。なんだこれは。

そして他の99期生が上掛けを手放して終わりです。

 

 

 

99期生 愛城華恋

愛城華恋は舞台に一人

愛城華恋は次の舞台へ

 

 

神楽ひかり

私がスタァだ!

 

ひかりは聖翔やめちゃったから99期生って言えないんですよね。悲しい。

真矢様の影響受けてそう。

華恋はついに聖翔祭スタァライト後の進路を決めることができました。

 

 

私はひかりに負けたくない

 

愛城華恋の最後のセリフ、"ひかりちゃん"ではなく”ひかり”。

友達の"ひかりちゃん"ではなく1人の舞台少女"神楽ひかり"に負けたくない。

華恋がキラめきを取り戻したことを象徴するセリフです。

やっぱりライバルなんだなあ。

テレビ版では華恋はひかりを助ける立場でした。一方で今回はひかりに華恋が助けられます。

以前テレビ版の記事で1-9話は再演、10-12話は再生産の話としました。

今回のこの劇場版も再生産の話ですがこれによってさらなる定義付けが必要になります。

テレビ版ではひかりの失ったキラめきを華恋が再生産しました。

劇場版ではキラめきを失った華恋をひかりが再生産します。

つまりテレビ版の再生産は再生産(華恋→ひかり)、劇場版の再生産は再生産(ひかり→華恋)となります。

 

 

 

 

演じきっちゃった、レヴュースタァライト

 

 

 

 

エンディング

ここで流れるのは「私たちは舞台の上」。

 

これに関しては前回触れました。

nato.hateblo.jp

劇場ではCパートまで聞けます。

クレジットも見ないといけないし音楽も聴きたいし映像も見たいしで一度じゃとても理解しきれません。

 

エンディング映像ではひかりが高校卒業後の99期生に会いに行くお話が見れます。

新国立第一歌劇団の3人、まひる、真矢、双葉のところでは3人とも合格したようで公演をお楽しみに!みたいなことを言っていました。

京都では香子改め花柳彗仙のところに向かいました。

双葉に内緒でバイクの免許を取ったようです。こういう後日談めちゃくちゃ好きです。

純那はニューヨークに、ななはロンドンにいるようです。

純那ちゃんの所属は「NYミュージカルドラマアカデミー」でした。

元々大学進学の予定だったのが留学に変わってるので大学進学してたら舞台を諦めたのかなと思ってしまいます。だから皆殺しのレヴュー、狩りのレヴューでばなながおこったのかな。

そしてななとは電話で日本の話をします。

どうやらあの子には会えなかったようで。

次会うときも舞台の上なので特に気にすることはありませんね。

テレビ版でひかりが華恋以外の名前を呼んでいないことは有名な話ですがそれ故、華恋がいないときに他の99期生とどんな話をしているのか気になりますね。

普段はとても静かなので想像もできません。

 

 

 

さて、当然お気づきだと思います。

純那ちゃんとばななの進路が冒頭と変わっていることに。

わかりやすいですが大切なことです。

2人は今回のレヴューで変わりました。

華恋とひかりを表のテーマとするならばななと純那ちゃんは裏テーマと言っても良いでしょう。

怨みのレヴュー、魂のレヴューはいうなればただの確認作業です。

しかし狩りのレヴューは違います。

最後に2人は別々の道を歩みます。冒頭での進路は異なりましたがこれはあくまで進路”希望”でありはっきりとそれは明言されていませんでした。

それが狩りのレヴューで明確に袂を分かつことが決まったのです。

実際は2人が舞台を目指す限り会うことになるのですが...、これは華恋とひかりの関係と同じですね。

レヴュースタァライトは華恋とひかりの物語であり、ばななと純那の物語でもあるのです。

 

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「私たちは舞台の上」のCDジャケットです。

ひかりとばななが同じところにいるのには同じ所属であるという意味があるのでしょう。ひかりは編入ならば卒業しているのでは...。

ひかり何だかよそよそしくないですか??

 

場面は変わってひかりが会えなかった華恋の現在へ。

 

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ひかりが送ってたスタンプこれですよね。持ってるけど使ったことないです。

 

ひかりに会えなかった彼女はオーディションを受けていました。

もちろん普通のオーディションです。今回はキリンは関係ありません。

華恋のLINEアイコン何なんですかね。

 

 

 

 

1番 愛城華恋

みんなをスタァライトしちゃいます!

 

 

 

 

 

感想

正直な感想を言うとほぼわかりませんでした。

エヴァンゲリオン見たらこんな感情になるのかな、という感じ。

途中で思考放棄してました。この感覚、約束タワーブリッジ以来です。

わからなかったのは主にレヴューシーンで日常のパートはテレビ版と変わらずいつもどおりだったと思います。

結末としては意外性はありませんでしたし華恋の進路については曖昧なままで終わりました。その過程を楽しむものとしたほうが良さそうです。

まあこんなもんだよな、というところに収まってくれたおかげで物語の最後となる寂しさが薄れたので好きな結末だったと思います。

華恋の新レヴュー服とかあっても良かったと思うけどなーーー。だめかな。

新口上はクソ良かった!!!

 

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今回の特典はまひるちゃんでした。やったあ。

 

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3週目見てきました。

5/14に公開して欲しかったなーと思います。5/21と同じ金曜日だし。

結局延期されてしまうのですが。

 

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キネパスのスタンプかれひかでした。嬉しい。

 

これで少女☆歌劇レヴュースタァライトのアニメは終わります。正確には劇中歌CDがまだあります。

ここまでドハマリしたのは初めてだったので楽しかったですしその分悲しみもあります。

しかし"終わり"という概念に一つの答えを出したこの作品を見た後でそんなことは言えないので我々も次の舞台へ行かねばなりません。

この作品と通して様々なことを学びました。

その熱量によってこの記事も図らずとも歴代最長になりました。

ありがとうございました。

 

 

さて、ここで映画の内容が訳がわからないのも当然だ、と考えました。

前述通りの異質なレヴュー、野菜の化け物みたいなキリン、自分の死体を見る99期生、腹部を刺された愛城華恋、そして蘇生。現実ではありえない、これってつまり...。

 

今回のレヴューは夢だったという話ではないですか?

 

考察

まずは冒頭から出てきた赤い果実、トマト🍅が何を意味するかを考えます。

トマトに何か意味があるのだろうか...。

花言葉?みたいなのが野菜にもあるのかな。

そもそもトマトって野菜?果物?うーーん。

キリンが野菜の化け物のとして出てきたし野菜なら何でも成り立つのか??

 

とりあえずトマトの言葉の意味を調べてみました。

以下の記事をご覧下さい

blog.goo.ne.jp

なんと英和辞書では"tomato"は女性を意味するらしい、マジか!!

正直トマトに意味なんてないと思ってた...。赤が華恋のパーソナルカラーだからってくらい...。

ワイルドスクリーンバロックも結局わからなかったしトマトもわからないものだと。

トマトの花言葉は「完成美」とか「感謝」らしいですけど抽象的すぎて何でもアリな感じがしますよね。せめて「再生産」という意味でもあれば確信できるのですが...。

ちなみにこれはWeb版の英和辞典でも確認することができます。

 

www.google.com

 

(slang) A desirable-looking woman.

Lookit the legs on that hot tomato!

正確に言うと熟れた女性ですね。"熟れた"と言っても"大人の"というくらい軽い言い回しだと思います。

つまりトマトを食べることは大人になることを意味します。

トマトを食べた華恋が再生産できた理由ですね。

本当に食べてたか要確認

↑食べてなかったですね。手にとって終幕でした。

 

ひかりと華恋が相対したとき、99期生トップ9人のうちトマトを食べていないのは華恋だけでした。

ひかりと華恋以外の7人は皆殺しのレヴュー後にトマトを食べていました。

ひかりは魂のレヴュー前、キリンと話していたときにトマトを渡され、最後のセリフ前には食べていました。

華恋は終幕時にトマトを受け取りました。

トマトを食べることは大人になることを意味します。

大人になること、つまり前に進むこと、舞台少女にとっては次の舞台に進むことになります。

 

次に今回のオーディションについて考えます。

まず前述のように今回のオーディションは夢、あるいは想像の世界であり実際の出来事ではないと考えました。

 

 1つ目の理由はばななのセリフです。

 

これはオーディションに非ず

 

 

だからオーディションじゃないって

 

ばななは明らかに今回のレヴューの主催者的立ち位置でした。

ロンド・ロンド・ロンド追加カットでキリンは「お久しぶりです。大場ななさん」と言っています。

つまりロンド・ロンド・ロンドはテレビ版のお話の追憶であり、劇場版との間の出来事になります。

劇場版、つまりオーディション終了後の2-3年生時にばななはキリンと再び会っていたんですね。

 

少なくとも皆殺しのレヴューではばななが主催者でした。

そのばなながオーディションではないと言っているのでまずオーディションではありません。

 

少し脱線しますが「ひかりちゃんがドンドン行っちゃったら」「ロンドン!」という華恋とひかりの絡みはテレビ版とロンド・ロンド・ロンドでは滑り台の上で行われました。

一方劇場版では地面に足をつけた平地で行っていたと思います。

だからなんだと言う話ですがばななの再演で捻じ曲がってしまったのかもしれません。

ロンド・ロンド・ロンドでは華恋とひかりの過去編と渇望のレヴューの順番が違う、星々の絆の最後の歌詞をばななが歌っている、運命のレヴューのレヴュー曲、とテレビ版と異なる点が多くあります。

もしかしたらロンド・ロンド・ロンド自体が再演なのかもしれません。

以上、脱線終わり。

 

2つ目の理由はこれまでのオーディションとは異なる点が多いことです。

そもそもテレビ版のオーディションの定義について確認をします。

 

オーディションとは

①舞台少女のキラめきを燃料として開催され

②歌って踊って奪い合う

③レヴューによって最もキラめいた者にはトップスタァになる。

 

大まかに言うとこれでしょう。

まずは①について、今回のレヴューはキラめきを燃料としていません。

なぜなら物語終了時に誰もキラめきを失っていないからです。

むしろ逆にキラめいてますね。

今回の燃料はキリンのような野菜の化け物でした。

 

次に②について、歌って踊ってはいますが奪い合ってはいません。

これは①と同じ理由で言うことができます。

 

最後に③について、そもそも今回のオーディションでは勝者がいません。

なぜならレヴューを各自一度しか経験していないからです。

勝者が決まっていないのでトップスタァもいませんし運命の舞台もありません。

 

その他にもこのオーディションのおかしい点としてレヴューが同時進行ではないこと、舞台装置が大掛かりなこと、観客席がないこと、キリンが見ていないことが挙げられます。

レヴューが同時進行ではないことは怨みのレヴューでクロディーヌが出てきたことからわかります。

皆殺しのレヴューでの電車、昼夜逆転、死体、ロンドンから電車で来たひかり、怨みのレヴューでのトラック、狩りのレヴューでの金網、巨大弓、魂のレヴューでの早着替え、最後のセリフでの東京タワーポジションゼロ、といったように星罪のレヴュー並のトンデモ展開が何度もあります。

それぞれにとっての運命の舞台と言っても差し支えがないレベルの舞台演出でした。

 

以上のことから今回のオーディション、及びレヴューは実際の出来事ではないと考えました。

あの一連のレヴューはそれぞれの進路に対する葛藤を暗示しているものと考えます。

双葉と香子はお互いの関係を確認し、一度別の道を歩むことを決めました。

ななと純那は舞台以外の進路を望みかけていましたが最後には別の舞台を目指すことに決めました。

真矢とクロディーヌはお互いがライバルであることを認めました。

華恋とひかりは2人の舞台の先を目指しました。

実際はレヴューではなく言葉で交わしたのではないでしょうか。

 

以上、考察でした。