語る

備忘録

映画"Tokyo 7th Sisters -僕らは青空になる-"を昔アイドルを好きだった人に見て欲しい。

ナナシスの映画を見に行きました。

めちゃくちゃ面白かったので記事に起こします。

みんなにこの映画を見て欲しい目的があってネタバレしたくないのでふんわりとした記事になります。

 

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パンフレットも買いました。

 

 

 

Tokyo 7th Sistersとは

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Tokyo 7th Sistersとは2034年の東京、娯楽都市Tokyo-7thのアイドルたちの物語。

伝説のアイドル、"セブンスシスターズ"解散後のアイドル氷河期でナナスタに所属するユニット、"777☆SISTERS"(スリーセブンシスターズ)を主人公として同事務所のアイドルやライバルのアイドル、バンドのお話が展開されます。

 

今回の映画に出てくるのは"777☆SISTERS"、マネージャーの六咲コニーです。

4UやKARAKURIはもちろん支配人(主人公)、一代目支配人も登場しません。

 

感想(映像)

まずイラストの感想から。

最近のアプリ内のシナリオではパラパラと動いている傾向にはあったけど自分の知ってるナナシスはほとんどがイラストでした。

 

一番初めに思ったのは映像がキレイ。

テレビでやってるアニメだったら細かいところが雑になったりするんですけどこの映画は誰をいつ見ても可愛い。映画だから当たり前と言ったらそうなんだけど。

ライブシーンでもめちゃくちゃ動いてるしキラキラした演出がたくさんあって圧巻でした。欲を言うともっとライブ見たかったなあ。

めっちゃ動くし、全部が可愛いし、こんなの作ってもらって良いんですか???

今まで動いてもなかったのに??

 

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上映前舞台挨拶の撮影OKシーンの写真。

メンバーは毎週違うらしいですよ。

 

今回の物語の舞台になる八角スタジオに行くシーンでスリーセブンのみんなの私服が見れるんだけどその衣装のセンスも素晴らしかったですね。

ムスビが短いパンツ履いてたんだけどこういうの私服にするんだーって思った。

 

あとスースがひたすらに可愛かった。支配人との絡みも見たかったなあ。

 

コニーさんがメガネ外すの初めて見たような気がするんですけどめちゃくちゃ七咲ニコルでしたね。

 

小物も作り込まれていて良かったですね。事務所のポスターとか。

アプリをしてたら見たことあるような場所がたくさんあって楽しめました。

 

感想(物語)

ネタバレしないようにざっくりと書きます。

 

まずはオープニング。

歌はセブンスのままスリーセブンのいるナナスタを舞台としたオープニングです。

曲は"Star☆Glitter"。一番好きなセブンスの曲ですしオープニングのイラストは上映前舞台挨拶のような人形劇風?で可愛いかったです。

イメージはこんな感じ。

このあたりで絶対面白くなるじゃんと確信しました。

Blu-rayを購入してもう一度見ることになるでしょう。

他にも流れた曲はお話途中のBGMとして"KILL☆LER☆TUNE☆R"、"H-A-J-I-M-A-R-I-U-T-A-!!"、"FUNBARE☆RUNNER"、ライブで"Cocoro Magical"、"僕らは青空になる"が流れました。

 

 

次に触れたいのは八角スタジオについて。

八角スタジオとはセブンスシスターズ解散前のアイドル絶頂期に人気を誇ったスタジオでスリーセブンシスターズの時代では閉館に追い込まれていました。

 

この八角スタジオの一室には過去にライブしたアイドルたちの写真や衣装がある部屋がありました。

時代はアイドル氷河期、八角スタジオが人気だったのは何年も昔の話。

セブンスシスターズを始めとした写真に写っているアイドルは恐らく既にほとんどが引退しているでしょう。

 

ここで"アレ"を思い出しました。

 

 

 

そう、"アイドルコネクト"です。

nato.hateblo.jp

 

あの部屋にあった写真はもはや彼女たちと同じ。

そう考えると名前のない昔のアイドルたちも物語の主要なメンバーになったように感じました。

 

劇中では写真の彼女らから春日部ハルに「なぜアイドルになったのか?」という問いの答えが授けられました。そして流れる"H-A-J-I-M-A-R-I-U-T-A-!!"、この展開がアツい。

 

春日部ハルがアイドルになったきっかけは劇中でも流れたんですけど映像だけで特に語られることはなかったのでアプリで予習してたほうが楽しめるかなと思います。セブンスシスターズの伝説も予習してないとわかりにくいかも。

 

 

最後に滑川コンツェルンの副社長、滑川ノリユキについて。

一見今作の悪役に見えますが自分にはもうひとりの主人公に見えました。

この理由はネタバレになるので割愛しますが二次元、三次元含めてアイドルが好きな人、もしくは昔は好きだった人はこの映画を絶対見て欲しいです。楽しめます。できれば彼に注目をして。

昔はアイドルを好きだった人が見たら普通に泣いちゃいそう。

アプリでは九条ウメが彼のポジションになるんですかね。

 

アイドルに殺され、そして生かされた春日部ハルとアイドルに殺されたままの滑川ノリユキ、その対立が軸になっていると思います。

そう考えるとハルの過去話は必修なのでは??

滑川ノリユキ、彼はぜひ救われて欲しい...。他人とは思えないので。

 

先程説明した過去のアイドルたちを"アイドルコネクト"を始めとした終了したアイドルコンテンツとするのならば滑川ノリユキは我々、プレイヤーになります

 

ほら、見たくなりませんか??

 

おわりに

ナナシス早くアニメ化してよ!とは言ってたんですがまさかここまで高クオリティなものを出してくるとは、恐れ入りました。

動く支コニが見れましたし大満足です。できれば次は支配人が出張から帰ってきてて欲しい。

今アプリ7周年でよくわからないくらいガチャが引けるので映画が面白かったらぜひプレイしてみてください。そしてめちゃくちゃ重いAXiSシナリオを読んでください。

人が死んだり元孤児が多かったりいじめられた過去があったり結構重いんですよねナナシス

 

最初は知ってる作品の映画化だから、という軽い理由で見始めたんですけど内容が重すぎてビビりました。

 

ナナシスを知らなくても構いません。

もちろんアイドルコネクトを知らなくても構いません。

昔なにか好きだったものがある人に見て欲しい

 

彼女たちの物語は決して報われることはないけれど、誰かの背中を押せるように成長するまでを描いています。

結果ではなく過程を追うことも大切ですよね。

 

 

おわり

 

北海道行きましたレポ

 

2泊3日で北海道に行ってきました。

スマホのアルバムを見ながら語ります。

 

1日目

この日家から始まり5:30に起床。

この早起きは5:30からのプリパラ(?)、5:45からのポケんちを見たかったから、旅行関係ない。

飛行機は10時くらい発だったので旅行の準備をしながらダラダラ過ごしました。

この日のポケんちは冠の雪原のダイマックスアドベンチャーの回だったかな。

 

8:30に空港に到着。30分前にゲートを通過するにしても一時間近くあるのでお茶をすることに。

このあたりで北海道のポケふたのデザインをした方からリプがきてめちゃくちゃ焦ってました。

 

そして時間になり検問を抜けて飛行機へ。

何も悪いものはないんですけどなんであの検査ってあんなに緊張するんですかね。

 

そしてテイクオフ。

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ていくおーふ

飛行機では備え付けの雑誌を読んだりラジオを聞いたりして過ごしました。

雑誌って普段読まなくて美容院とか他にすることがないときしか読まないけどなんか良いよね。

お茶をしたせいで尿意に襲われていました。

 

そして着いた先は新千歳空港

降りたところは地下鉄みたいだったんですけど上の階にお店がめちゃくちゃあってびっくりしました。

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いやめちゃくちゃデカい!

空港なんだから当たり前か...。

行ったところはお土産屋さんが多いけれど調べたところによると映画館もあるらしい。

ポケモンストアもある。

 

 

 

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北海道で一番最初に撮った写真がこれ、初音ミク

そういえば雪まつりに出てたりしてたなあ。なにか縁があるのか。

 

昼食にカレーを食べて新千歳空港を出発。

レンタカーを借りるためにバスのりばから出たのでこれが新千歳空港!!みたいな写真は撮れませんでした、残念。

 

レンタカーに乗って札幌へ、途中で恵庭市に寄ります。

信号機が縦になってる!とかどこまでが車道かわかるようにしてある!とか北海道ならではのカルチャーにショックを受けつつ恵庭市に到着。

恵庭市はその名の通りに良い感じの庭を市が推奨しているらしく花がいたるところにあります。

 

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目的はこれ、ポケふた。

北海道には結構な数のポケふたがあるんだけど広いから全部回るのは難しいので旅路の途中に寄れる恵庭のだけ見ました。

 

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今はこれより何個か増えてるみたいです。

全部巡るの難易度高すぎでは??

 

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実質CUE!の聖地巡礼じゃん。

 

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札幌市内最初に訪れたのは羊ヶ丘展望台。有名なアレがあります。

有名なアレはここ以外にもあるらしいんですけどその中でもよく使われるのはこの羊ヶ丘展望台のものと北海道大学のものらしいです。

北海道大学のは胸像らしいのでよく見るのはこれなのかな。 

 

ここに来たのが午後4時あたりだったんですけど30分くらいしたら日が落ちてしまったので4時半には暗くなってました。

 

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晩ご飯はサッポロビール園でジンギスカンを食べました。

ご飯を食べただけなので奥の方には入らなかったんだけど建物がライトアップされててキレイだったのでまた行ってみたいですね。

 

この日は札幌市内のホテルで就寝。

めちゃくちゃ良いホテルだったんだけど流行りのアレでお安く泊まれました。

 

2日目

朝食は色々配慮されたバイキング。朝食というか夕食にもいけそうな感じでした。重い。

この日は札幌市内を散策してから小樽市を目指しました。

 

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色々なオブジェがある公園みたいなのを横切って旧庁舎を目指します。

 

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赤レンガ庁舎。赤レンガの建物ってみんな好きですよね。

これは旧北海道庁の庁舎で中は資料展示室があったり現在でも会議室に使われる部屋があったりするらしいです。入りませんでした。

庭だけでも楽しめたのですが木が生い茂っていて池が綺麗に見えませんでした。

 

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何の因果かこの日は北海道の新しいポケふたがここで発表される日でした。

しかし時間がないのでスルー。

 

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札幌市時計台、めちゃくちゃ観光客がいました。

この時計台は正式には旧札幌農学校演武場と言うらしいのですがクラーク博士の提言で作られたらしいです。

ちなみにGoogleで「札幌時計台」と打つと一番上に「がっかり」と出てきます。

 

次に向かったのは大丸札幌店。

 

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はい、ポケモンセンターサッポロです。

メッソン、アローラロコンを推しているみたいでした。

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トイレ前に大きなイラストがありました。

メッソンはソードシールドで出た新しいポケモンなので最近改装したんですかね。

このあとnamcoのUFOキャッチャーで2000円負けたりしながら小樽市に向かいました。

お昼ご飯は海鮮丼だったかな。1000円くらいで安かった。

 

次に着いたのはニッカウヰスキー余市蒸留所。

ウイスキー製造過程の見学をしたんですけど自分はお酒飲めないので特に言うことはありません。試飲ではお茶を飲みました。

朝ドラのモデルになったらしいです。

 

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ニッカウヰスキーのおじさん、見たことある人も多いのでは?

 

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敷地内にはこんな感じの建物があるんですけど老朽化の影響で中に入れるものは少なかったです。1階が一面ガラス張りの家とかあったし。

 

あとこのあたりの家の横あたりに四脚で立ってる箱みたいなのがたくさんあったんですけどあれは何なんですかね。

 

次は小樽市へ。

小樽市は古い街並みがあるという印象でした。

あとオルゴール屋さんが多い。

小樽市港湾都市なので海が見れます。クソ寒いですが。

札幌市から近いので日帰りで訪れる人が多いみたいです。

小樽市を舞台にした作品は多いらしいので聖地としても楽しめます。

自分の知ってる作品はありませんでした。

 

夕食には小樽駅あたりでバターラーメンを食べました。

オタクショップ的なのがあったんですけど公式Twitterは明るい印象なのに実際に行ってみるとそうでもありませんでしたし品揃えも偏ってました。

30代くらいの人には良いかも。

 

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使われてない線路があるのでスタンド・バイ・ミーごっこができる。

 

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運河があるんですけど夜にはこんな感じでライトアップされててキレイなのでオススメです。

北海道、ライトアップしすぎでは??日が落ちるの早いから??

 

着いたのが遅かったんですけど小樽市のお店は早くしまってしまうらしく次の日の朝行くことになりました。

 

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この日の戦利品。ブラッキーとゲンガーはガチャだったんですけど欲しかったのが2回も来てくれたので非常に満足しました。

バンギラスは手足が動くやつです。

 

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このミュウもクローズドパッケージだったんですけど良くないですか??

これ付けると抜き差しがしにくいんですけど使い方合ってます??

 

この日はこれで終わり。

 

3日目

7時に起床して朝食に。

朝食というよりは昼食寄りの品と量でした。

 

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この度の間ポケモンGOを結構やってたんですけど良いお土産をもらいました。

レイドで色違いが出たのは初めてなのでめちゃくちゃ嬉しかったです。

 

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銀行だった建物が多いです。

文化財に指定されています。

 

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このあたりの通りにはお店がたくさんあるんですけどガラスものやオルゴールの店が多い印象でした。

あと海鮮丼の店が多い。3連続とかある。

ここでは何も関係ないチュロスを食べました。

 

飛行機が15時だったので11時あたりに小樽を出発して新千歳空港に向かいました。

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ホテルのロビーでミュウと戯れました。

 

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これはお昼の豚丼。13時くらい。

新千歳空港に雪ミクスカイタウンというものがあると聞いたので豚丼ができるまでの間に行ってみることに。時間がなかったので急ぎます。

 

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ひええ~すごい。正直この旅で一番盛り上がってた。

このミクさんは北海道を応援する雪ミクというやつらしいです。別種?

さっぽろ雪まつりに縁があるキャラクターらしいです。

奥の方に展示のフィギュアが並んでいて最奥に写真右の雪ミクがいます。

他にもショップがあってここ限定のグッズがたくさんありました。

 

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ここで買ったグッズとポケモンセンターサッポロで買ったシャツ。

ポケモンのシャツはクローズドパッケージで中に何が入っているかわからないやつでツボツボのカレーシャツが欲しかったんですけど出たのはボールガイ。着れるか。

左上のポストカードと真ん中の白いキーホルダーみたいなのが特典で左上にクリアファイル、左下にアクリルキーホルダー、下にロングシャツがあります。

 

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このロングシャツ5000円くらいしてちょっと悩んだんですけどデザイン好きすぎたので買いました。

買ってから気づいたんですけどこれバックプリントだったんですよね。

これ正面にして展示したら勘違いするじゃん。

 

豚丼のお店に戻って食事をして帰りの飛行機に乗り旅は終了です。

 

お土産

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左はチーズクッキーみたいなやつ。帰り際にもらいました。

右の生キャラメルがめちゃくちゃ美味しい。

噛まなくてもすぐ溶けちゃうんだけどとにかく甘い。

触るとベトベトする。

まあ何回か食べたことあるので新鮮でもないんですけど。

 

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最後に紹介するのはこれ、ガラナ

北海道コーラみたいな感じらしい。

元はコカ・コーラに対抗するために作られたらしいんですけど北海道ではコカ・コーラの普及が遅かったので定着したとのこと。

 

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色はコーラより薄い感じ。だから大丈夫かなと思ったけど味は美味しかった。

飲んだことないからわからないけどドクペみたいな感じらしい。

自分はドデカミンに近いかなと思いました。

良かったのでアマゾンで24本購入しました。

 

終わり

流行りのキャンペーンでお安く旅行したんですけどめちゃくちゃ良いところでした。

改めて見てみるとポケモン要素多すぎでは?ポケモン旅と言っても良いのかもしれない。

最近は色々あるので抵抗ある人もいるでしょうがこの機会に行ってみても良いかもしれません。

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以上です。ありがとうございました。

少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンドを語る。

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少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンドを見ました。

 

前記事は以下になります。

nato.hateblo.jp

 

 

見る前のお気持ち

アニメの総集編と銘打った今作、アニメもあまり見ないし映画ができるほどメジャーな作品もあまり見ないので総集編というものがどの程度のものなのか知りませんでした。

しかし少女☆歌劇 レヴュースタァライトはめちゃくちゃ好きな作品だったのでとりあえず見ることに。

 

4月に本映画の主題歌である「再生讃美曲」や大場ななが語る映画の予告編がYouTubeで公開されたりして期待は一気にマックスになりました。

ヒトカラに行くたびにレヴュースタァライトのOPとED、レヴュー曲すべてを入れて1時間消費してました。今でもですが。

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どうぶつの森でこんなことをして遊んだりもしました。

CDイラストは画像そのまま取り込み、衣装は自作です。

 

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他にも衣装展示を見に行ったり

 

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舞台版のコミカライズを読んだりしました。
 

 

 

しかし本来5月末に公開されるはずの本作は新型コロナウイルスの影響で延期されることになります。悲しい。

 

 

 

結局公開されたのは8/7、このときは4月ほどレヴュースタァライト熱がなかったので1週間遅れて見に行くことになりました。

 

全国30弱の上映館ということなので遠出して見に行きました。

北海道と東北で上映館が1つしかないの本当に良くないと思いました。

 

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デカデカとしたレヴュースタァライトのポスター。

このあたりでやっとレヴュースタァライトがマイナーコンテンツでないことに気づき始めました。だって知り合い誰もこれ知らないんだもん。

 

とりあえず物販を見ました。まさかレヴュースタァライトの商品が置いてあるとは思ってなかったのですが以外とあってビックリしました。

とりえあえずまひるちゃんのアクキーを購入。

 

めちゃくちゃ早く(上映3時間前)着いてしまったので店内を探索することに。

田舎者なので都会のお店にビビりまくりました。

フードコートなんてコミケくらい人いたし。

 

広告を待つ時間が嫌いなので上映開始8分前くらいに突入。

ほぼ満席でここでレヴュースタァライトが人気コンテンツだということを確信しました。

 

本編の感想

とりあえず最高でした。

音楽に重きを置いている作品なので劇場で見ることがとにかく大事だと思います。

画面の大きさもそうだけど音圧がヤバい。ひたすらにヤバい。

 

見たことない人が楽しめるかはわかりませんがアニメを見ている人ほどニヤニヤできるシーンが多々あったと思います。

映像を見返せないので忘れているシーンがあるとは思いますが気になったシーンに触れていきます。

 

突然の華恋の変身シーンから始まります。シーンは使いまわしですがアニメとは違った初動でした。

口上をフルで言うのは最初の変身シーンと情熱のレヴューでのみ、その後の星摘みのレヴューまで言いません。

それどころか口上を言うのはこれ他に孤独のレヴューでのひかりの口上、純奈がレヴューに負けたばななに言った口上、星摘みのレヴューでのひかりの口上の計6回だけ。

6回というと多いけど聞けるのは3人の口上のみ、他の6人のは聞けません。

尺の都合で仕方のないことかも知れませんがレヴュースタァライトの口上はめちゃくちゃカッコいいので勿体なかったと思います。

 

過去記事で対華恋以外でのまひるの口上、香子と双葉のお互い以外に対する口上が聴きたかいと書きましたが叶いませんでした。



 

 

続いてはレビューについて。

レヴュー前に再生産カットが入るのカッコよかったです。口上の代わりでしょうか。

レヴューの内容は同じ。ちょっとカットされてたりします。

 

一方でばなながキリンと話すカットが多数追加されています。

あらすじ通り、少し再演視点で物語が進んでる雰囲気はしました。10話~12話での追加カットが極端に少なくなったと感じたので。

数字のカットがあったと思うんですけどあれ何の意味があったんですかね。わかりませんでした。

 

レビュー曲に関しては「舞台少女心得 幕間」以外はアレンジされていました。再生産ですね。

これに関しては手元で聴けます。

 

世界を灰にするまで(movie ver.)

トップバッター「情熱のレヴュー」から。

あまり違いがわからなかったのですが最後の華恋のパートがいつもより強く響いてきた感じがしました。 

 

誇りと驕り(movie ver.)

 劇場で見るべき理由の一つがこのレヴュー曲が流れる「誇りのレヴュー」です。

内容はもちろんアニメと一緒。新規カットもなかったはずです。

 

しかし劇場の音圧で真矢様の強さが何倍にも強調されます。

真矢様の力強い声が上品に響きます。めちゃくちゃ感動しました。これだけでも見る価値があると思いますしこれが見たいがためにもう一度見ようか迷ってしまいました。

初見の方にもわかる真矢様の圧倒的強さ。素晴らしい。

 

その眼差し⇔より高くの間奏が短くなってるの好きです。勢いがあるので。

 

アニメで大好きなセリフの一つもちゃんとカットなしで言ってくれたので嬉しかったです。

 

The Star Knows ~Another~

あれ、純奈ちゃんのレヴュー「渇望のレヴュー」カットされた?と思いきやまさかの順番変更。

ロック調アレンジから始まります。何故...?

終盤、華恋と純奈の掛け合いは雰囲気出てて良いと思います。

 

そういえばメガネ推しのレヴューだったなあ。

華恋以外の再生産カットで一番初めに出てきたのが純奈ちゃんの再生産カットだったので「純奈ちゃんが注目されてる!」と思って興奮してしまいました。結局全員にありました。

 

恋の魔球(7回裏)

みんな大好き「嫉妬のレヴュー」、レヴュー曲には大幅なアレンジが加えられてます。

一番の特徴はレトロゲームを思わせるようなピコピコ音です。

全体としてはオリジナルよりも2分ほど短いですが相変わらずのクソ長前奏。

 

欲を言うとまひるちゃんが何もない?ノンノンだよ!」の下りがもっと欲しかったなあ。

 

更にわがままを言うと大切な人たちを笑顔にできるような温かいスタァになりたいです。の下りも欲しかったですがこれまで入れるとまひるちゃんのお話になっちゃうのでダメですね。

 でも「優しくね」はカットしちゃダメでしょ。

結論を言うとアニメのほうが好き、というかアニメが完璧すぎた。

 

ちなみにラッキー7は野球から生まれた言葉らしいです。

7回で試合の展開が変わるからだとか。7回で風船を打ち上げるのもそれが理由らしいです。

恐らく元々は偶然の産物なのでしょうが統計をとったら必然に見えたら素敵ですね。

7はばななとかかってたりもするんですかね。でもなんで裏なんだろう。

 

宵・花咲か唄

「約束のレヴュー」のレヴュー曲はガッツリと手が加えられています。

スロウな曲調で雅な雰囲気に仕上がっています。

でもこれだと最後の香子の華麗な一撃に対して緊張感がないなと思っちゃったりもします。

 

RE:CREATE(movie ver.)

ばななの再演が明らかになった後、初めてばななが剣を振るう「孤独のレヴュー」。

キラめきの再生産のシーンは何度見てもアツいですね。

 

映画で初めて気づいたんですけどキラめきを失ったことに気づいたシーンでの王立演劇学院のレヴュー勝者(ジュディ・ナイトレーというらしい)と ひかりのポジションとキラめきの再生産前のシーンでのばななとひかりのポジションは同じなんですね。

 

星々の絆(movie ver.)

「絆のレヴュー」のばなな、めちゃくちゃカッコよくないですか??

(movie ver.)となってるので曲をちょっと弄った程度のように見えますが本編で聴いてビックリしました。

なんと最後の歌詞を歌うのは華恋ではなくばなな。

 

繋がったの 星の絆 いつまでも守るよ

 

不意打ちだったのでめちゃくちゃにビックリしました。

こういうアレンジ、良くないですか? 

 

 

あとこれ以外に気になった点でこのレヴュー後からばななの台本にカエルのシールが貼られてたと思うんですけどあれ何だったんですかね。

 

Star Diamond(movie ver.)

2vs2で戦う唯一のレヴューである「運命のレヴュー」 。

レヴュー曲は「-Star Divine- フィナーレ」、ではなくなんと「Star Diamond」。

この曲がリリースされたのはアニメ後だったのでめちゃくちゃ好きな曲なんですが本編に登場しないので残念に思っていました。まさかここで使われるとは。

曲名が似てるからとかそんな理由なんですかね。

 

この今の私を見て Star Diamond

ずっと私を見ていた Star Diamond

 

二人がそれぞれ歌いながら剣を突き刺すラストのシーンも「Star Diamond」にアレンジされていました。

「誇りのレヴュー」とは対称的に華恋が真矢様の上掛けを落とすの好きでした。

「そっと衣装の裏に〜」と「負けられないキミにだけは」の下りの歌詞が好きなんですけどどちらもカットされていました。残念。

 

スタァライト(movie ver.)

最後は「星罪のレヴュー」。

元の「スタァライト」は一番長いレヴュー曲なんですが(movie ver.)では1分ほど短くなりました。

東京タワーが出てきて約束タワーブリッジになるシーン、改めて見てみると「なんだこれは...」って思っちゃいました。

 

エンディング

あれ?「再生讃美曲」まだ聴いてなくない?と思ったらまさかのエンディングで登場。主題歌なのに。

しかしまたここでビックリ。なんとイラストはめばち氏。

自分は「Fly Me to the Star」に一目惚れしてこの作品を見始めたのでめちゃくちゃ嬉しかったです。

もう一回というか何度でも見たいから公開終わったら公式YouTubeに上げてくれないかな...

FMttSと似ているようで少し違うポーズのイラストでした。また見たい。

 

華恋に光があたってるイラスト良かったですね。

 

終わってから(movie ver.)じゃない再生讃美曲を初めて聴いたんですけど擬似的に歌詞が追加された感じがしてお得に感じました。

 

終わり

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退場前に色紙を受け取りました。真矢様でした。

 

 

物語的なエンディングについて語ります。

アニメ版は「星のダイアローグ」の流れる中レヴュー衣装を着た9人が舞台に立って終わるのですが今回はその続きがありました。

 

キリンと対峙するばななだったと思います。内容は忘れました。

そして次に前述のエンドロールが流れます。

 

エンドロールが終わって終了かと思いきやまだ続きます。

キリンが語るのは続けてしまった物語の続編について、次作への布石です。

映されたのは血の滴り落ちる舞台でした。R15くらいありそうだな〜と思ってました。

9人全員が倒れていたと思うのですが華恋だけは上掛けに刃が刺さっていて明確に死んでいることを示していたのではないかなと思いました。

生死はともかくどちらにしろ不穏な雰囲気に違いありません。

 

ばななが落としたボタンも気になります。また無双しちゃうのかな。

もしかして本当に「再演」によってみんなを守っていた、とか。

 

[wi(l)d-screen baroque]、[私だけの舞台]、謎のワードを残した新作続編、めちゃくちゃ面白そうじゃないですか?

絵がちょっと違うなーと思うんですけど制作するところが違うんですかね。

あとテーマとなりそうのは舞台少女の死。

単純に年を取ったら死のような気もしますがキラめきの喪失について言っているような気がします。

 

ところで「ワイドスクリーン・バロック」とは何なのか。

時間と空間を手玉に取り、気の狂ったスズメバチのようにブンブン飛びまわる。機知に富み、深遠であると同時に軽薄— ブライアン・W・オールディス『十億年の宴』p.305より 浅倉久志

とのこと。つまるところよくわからないものというのが結論なのでは?

 

 

 

総括すると大満足の出来でした。めちゃくちゃ眩しかった...。

総集編で全部見たことあるはずなのに新鮮で、初めて見る舞台のようでどこか懐かしさもあって。

エンドロールが流れたのに悲しい気持ちはなく100%面白いで終わることが出来ました。続編があるという余裕もありますが。

知り合いが出来たのも良きでした。

 

レヴュースタァライトは「終わり」から目を背ける「再演」と「終わり」に価値を見出す「再生産」の対立だと考えています。1~9話が「再演」、10~12話、そして完全新作劇場版が「再生産」に当たります。

「再演」を選んだばななは「再生産」を認めることで矛を置きました。

では「再生産」はどのような幕引きを見せてくれるのでしょうか。

 

 

前回の記事では「終わり」についての考えを改めました。それはレヴュースタァライトが終わったと思ったから。終わりのない「再演」から終わりへ向かう「再生産」に変わったから。

しかしこの舞台は続きます。

考えてみれば華恋とひかりはスタートラインに立っただけですからね、当然です。

 

どのようにしてこの舞台の幕を下ろすのか、「再生産」の落とし所はどこなのか。

次の舞台で生まれ変わった華恋は、ひかりは、みんなはどのような役を演じてくれるのでしょうか。

そして次の舞台は「第101回星翔祭」なのか、そもそも「スタァライト」なのか。

楽しみです。

 

www.youtube.com

 

 

 

 

 

 

 

アイドルコネクトの楽曲を語る。

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今夏4周忌を迎えるアイドルコネクト。自分は今でもアイドルコネクトの楽曲をよく聴きます。

今回は自分のプレイリストに入っている曲を中心としてアイドルコネクトの楽曲を語ります。

 

 

空になるよ、このハピネス。

春宮空子ソロ1曲目。太陽って感じ。

この曲で語られるのは空子の成長、そして自分の残した、あるいは残すであろう足跡。

春宮空子の声ってどこかクセがあって何回も繰り返し聞くたくなるんですよね。

「空子のお料理教室」の歌とかね。

 

詳しくは以下。

nato.hateblo.jp

 

 

青春ハイタッチ

いちにっさんし、にーにーさんッハイ!から始まる春宮空子のソロ2曲目。\レッツゴー/

ソロ1曲目と同じく元気な曲、しかも今回はネガティブな匂いは全くナシの100%ポジティブな曲。春宮空子にしっとりとしたイメージがないから良かったのかも。

ネガティブな空子のお話ってあったかな、ないよね。

 

この曲で春宮空子は誰かと同じ目線に立って誰かを応援しています。

空になるよ、このハピネス。が太陽ならこの曲はちょっと性格が良い普通の人間というイメージです。

自分を肯定できた空子だからこそ誰かの背中を押すことができるような、そんな曲です。

「胸を貸そう!」、「背中を押すよ!!」、「私が見てるよ!!」と言ったように誰かに対して終始エールを送っています。なので元気が出ます。

 

 

キラキラ 星が輝く

 

最後に星が輝きますがもしかしてこれは「空になるよ、このハピネス。」見たのと同じ光だったり。

 

spica heart

高花ひかりのソロ1曲目。

高花ひかりは放課後にみんなと遊ぶのが好き、みたいな女子高生のプロトタイプみたいな性格です。

プロトタイプと言っても、実は真面目に勉強してたりともちろん知れば知るほど意外性もあるし彼女自身も型にはハマらず自由にやっていたいようなのでそれは彼女を表現するのに良い言葉ではないのかもしれません。

そんな彼女なのでソロ曲ももちろん明るい曲、それを通り越してウェイウェイ騒がしい曲になっています。

 

 

実際飽き飽きでしょ? ループな毎日

全然足りないでしょ? 刺激が大事

曖昧なのはイヤ

可笑しなくらい真面目

だけど気づいたら 時々かまっちょ

 

かまっちょってもう死語ですよね。

spicaは乙女座で一番明るい星のこと。乙女座は8/23~9/22生まれが該当します。

尤も高花ひかりの誕生日は8/2なのですが。理由は考えてみてください。

 

あなたらしく私らしく

高花ひかりソロ2曲目。一転してしっとりとした曲調です。

現代社会に刺さる曲その1。

あなたも私も自由に、好きなようにしようよ、という曲名の通りの歌詞になっています。

「ランチ」、「お洒落」といったひかりらしさもありますがそれ以上に真面目な話が語られていてひかりの芯の部分が上手く表現されていると思います。

 

 

それぞれ輝くスタイル見つけよう

苦しくないように生きよう

あなたがもっと自分を好きになれる

それが理想の生き方と思う

 

 

他人と違うところがあるのがいい

みんな同じならおかしい

あなたはあなた 私は私だから

世の中上手く回ってゆくのよ

 

ひかりは自分の考えを物申します。人とは違ってもいいからやりやすいように生きよう、とそんな感じです。

「あなた」とは誰か。それを解くにはこの曲がそもそもキャラソンなのか、それともアイドル「高花ひかり」のソロ曲なのかを考える必要があります。

 

 

私お調子者だから誤解されるけど

毎日真面目に生きてる

だけど堅苦しいのはお断り

ふざけた態度でお茶を濁しちゃう

嬉しいことに 悩み事ないし

 

最後は高花ひかり自身のこと。

アイドルと学校を両立しながら9人のうちトップの成績を維持したり、レッスンを辛いと言ってもしっかりこなしたりするひかりの真面目さ、考えていないようで実はとても気を遣っている部分が語られていてひかりを知っていれば知っているほど好きになる曲だと思います。

 

さよならラビット

古風楓のソロ1曲目、不思議ちゃんの曲。

中の人の歌い方があまり役の年相応ではないような気がします。無茶を言いますがそこが残念。

 

不思議の国のアリスのようにウサギさんに引かれて歩きます。

かえちゃんのお茶を入れてくれたり、掃除をしてくれてたりする大人っぽさと物事を知らなかったり、水着を恥ずかしがったりと年相応の子供っぽさ、その両方が描かれています。

雨の日にお掃除をしてたらウサギさんを見つけて、付いて行ったらふと大人を知りたくなって。「となりのトトロ」のような話。

 

 

ちょうちょ結びが上手で 泣き虫の女の子

 

ウサギは前述のようにアリスのような子供の象徴、逆にちょうちょ結びは大人の象徴と考えます。ちょうちょ結びって難しくて憧れでしたよね。

このように古風楓は大人と子供の間にいます。大人、と言っても同ユニットの高花ひかりや火ノ前留奈も彼女にとっては大人なのでしょうが。

 

ときめきDream-rium

ロシア人ハーフ、低身長、関西弁、女子高生とキャラマシマシの柚木ミユソロ1曲目。

聴きながら街を歩いてみたくなるような明るい曲調です。

歌詞もミユのように意味がありそうでないような自由さがあります。

82(Honey)と81(Happy)の当て字もオシャレです。

 

 

ときめきはあまくてちょっとにがい

 

なぜちょっとにがいのか。「ナチュラル*シャイニー」と関連していたり。

 

無方向アドベンチュア

柚木ミユソロ2曲目。一転して少し不安な歌詞から始まります。

 

旅立ち、どこへ行こ?

ふらふら道は多い

分かんないばかり、自分の心もそう

 

ナチュラル*シャイニー」でも触れたように柚木ミユの迷い、または挫折のようなエピソードがいつか来ると思っています。しかしあのキャラからシリアスなお話が出てくるは想像もできないので早く見てみたいです。

 

そして気になるのは独特な歌詞。

 

怖い→暗い→時代・・・・・・ (^▽^) っ【愛】はい、ほっこり!

 

このような聴いただけではわからない歌詞も面白いと思います。

醤油がほしいと言ったのに代わりに魔法をくれるようなお茶目さがミユらしいです。

 

「あなたらしく私らしく」や「坂道の途中」とは違った生き方を示してくれるので好きです。

これらが収録されている「キミが一度笑うなら、千回わたしは歌うんだ。」を購入すると社会に対するストレスが減少すること間違いなしです。

 

キレイなピースを決めてくれ!

坂上八葉のソロ1曲目。通称「キレピ」。

坂上八葉は気弱で泣き虫な女の子。引っ込み思案でマイナス思考をしがちです。

でも自分を変えたいと思っていたり、考えるより行動するのが得意だったり実は彼女には強いところもあります。

そんな彼女の強い部分を表現したのがこの曲と「坂道の途中」です。

 

最年少の古風楓がそれ言及しているのに対して9人のうち2番目に幼い八葉は子供であることを気にしていないようです。

先にも言ったように八葉は考えるより行動します。

「もっともっとオトナに成らなきゃ」とは言いますがその感情はそれで終わり。

「オトナが言うには」と他人事のように表現してあり、彼女にとって大人とは無理してなるようなものではないのかもしれません。

 

坂道の途中

坂上八葉のソロ2曲目。サービス終了にリリースされたアルバムのトリを飾り、全アイコネ民に衝撃を与えた曲でした。この曲はアイコネ民以外にも聴いて欲しい。

現代社会に刺さる曲その2。

アイドルコネクトは終わったのに曲名は「坂道の途中」。確かに今いる場所から見たらあのときはまだ坂道の途中でした。

自分の携帯電話に入っているアイコネ以外の全曲を合わせても累計で一番聴いた曲になっています。ちなみに2位は「ナチュラル*シャイニー」。

坂上八葉はネガティブなキャラなのですがまさかどちらも超絶ポジティブ曲だとは思いませんでした。しかも「坂道の途中」は歌詞が全部刺さる刺さる。

坂上八葉は特別好きなキャラクターではないのですがソロ曲はどちらも大好きです。

 

不安な自分に言い聞かせるようにエールを送る歌詞です。

「気にし出したらキリがない」、「嫌なことは忘れちゃえ」、「それでも走らなくちゃね」なんて言葉をまさかあんなにネガティブだった八葉から聞けるようになるとは、成長しました。

 

 

暗がりに手を伸ばしても 本当の僕が今でも震えている

これから先は泣かないで行こう 今はまだ旅路の途中 

 

八葉は変わってしまったのかと思いきや泣き虫の八葉は確かにそこにいて、今までの八葉がいなくなったわけじゃないようです。

「本当の僕」というのを圧し殺して生きているのかもしれません。

 

 

明日また目が覚めても

昨日の僕とそんなに変わりゃしない

これから先迷わないで行こう 今はまだ坂道の途中

 

今はまだ坂道の途中

 

明日になったからって成長するわけでもないし、これまで通り行こう、みたいな感じの言葉。ホントに八葉か???

曲名、「人生を語らず」を意識してそうですよね。今はまだ人生を語らず。

アイドルコネクトとかキャラソンとか、そんな要素すら小事になるような壮大で深い歌だと思います。

 

アプリで八葉がこの曲を踊ってる姿が見たかったなあ。

 

Flower Tune

アイドルコネクトをしたことある人ならみんな知ってる曲。多分チュートリアル使用曲だった?

自分がアプリ内で一番聴いたのはおそらくこの曲。

 

春宮空子、瀬月唯、羽田千乃がメンバーのメモリア、ユニット1曲目。

当時は「Star*Trine」がなかったのでアイドルコネクトといえばこの曲でした。

恋する女の子を歌っていて王道アイドルソングと言えます。

 

奏でよう 今君と

咲かせよう 魔法の笑顔

いつか見た 花になる

雨上がり 光るメロディー

 

冒頭のここを聞くと「おっ?」ってなるの、あるあるだと思います。

 

サビの「枯れることを知らない」を歌う唯の声が好き。

 

アイドルコネクトのユニット曲は各メンバーがセンターになっている差分が存在します。

そのなかでも注目したいのは「瀬月 唯センターVer.」、唯のカッコいい声で女の子らしい曲を歌ってるのが好きです。

 

ナチュラル*シャイニー

柚木ミユ、泉水つかさ、坂上八葉のナチュライク!、ユニット1曲目。

詳しくは以下。

nato.hateblo.jp

 

 

「じぶんのぺえす くずしたら、もー おしまいとおもえ!」

 

何も考えてなさそうなナチュライク!から放たれた刺さる正論。

歌っているのはつかさだけど言葉遣いはミユっぽいセリフですよね。

 

この曲をカラオケで歌いたくて何回か投書しているのですがかすりもしません。

これを見ているアイコネの民たちも是非投書をお願いします。機種は忘れました。

 

いつだって

ナチュライク!ユニット2曲目。切ない曲調でこんな歌も歌えます。

「IDOL CONNECT UNIT DISC 初めまして、大好きです!」のトリを飾る曲なので落ち着いているのでしょうか。

そう考えると「Flower Tune」がオープニングならこれはエンディングと言えます。

前述の通り現状のナチュライク!らしくない曲なのでやっぱりナチュライク!にシリアスな展開が来るんじゃないか!?と思ってしまいます。

 

 

抑えきれない声はいつだって

悲しみを抱えて空へと消えてく

隠しきれないその涙止まらない

瞳に映る答えにそっと

手を伸ばした

 

 

Star*Trine

 

アイドルコネクトの超問題作。

テーマ曲なのにサービス終了後一番最後にリリースされた始まりと終わりの曲。

初めて聴いたとき、衝撃でした。タイトルで流れていた曲だったのでメロディは何度も聴いたことある、なのに初めて聞くようでゾクゾクしたのを覚えています。

 

曲名は「3つの星」というそのままの意味と始まりを意味する「Start Line」のダブルミーニングになっています。

3といえばアイドルコネクトの3つのユニットのこと、アプリのタイトルで流れたのはこれのoff vocalなので始まりでもあります。

 

 

『届けて』

 

繋げていたい 星が足りなくても

君に放つ スタートライン

 

流れてた 大事なメロディ

ためいきの意味さえ分からず深呼吸

「 やさしくて── 」 それしかなくて

持ち物が一つじゃ きっと足りない

 

笑顔作るたびに夢見る

『可能性』に touch! 『果て』まで Link!

セピアをカラフルに変えて

 

歌詞は『届けて』という叫びから始まります。後に『届けて !』、『届けて !!』と叫びは強くなります。

「 やさしくて── 」は春宮空子でしょうか。なら「 まっすぐで── 」に当たるのは誰か。わかりませんが「優しい」というワードだけで表現できる春宮空子ってスゴイですよね。

 

歌詞に表記揺れが見えます。「一つ」が一箇所だけ「1つ」になっていたり「Link」だけ大文字で始まっていたり繋がるが漢字だったり平仮名だったり。特に意味はないでしょう。

 

 

『届けて !』

 

明日に涙があるなら

願いたどり(光をひき)

つなげていくの * 明日 * まで !

青空のように無限に広がってく

「 自分に会いたい 」

当たり前の想いに

ゆびきりをした

 

 

 

 

「* 明日 *」、「* キミ *」、「* ワタシ *」というようにアスタリスクでワードを囲むのオシャレな表現ですね。

このアプリの正式名称は「アイドルコネクト-AstariskLive-」。

アスタリスクというのは「小さな星」という意味。

星ではなく小さな星をわざわざ使っているのはアイドルとしてまだ未熟な彼女たちを表していると考えます。

ちなみにアスタリスクライブというライブへの出場が作中では目標とされています。

 

 

身につけた 大事なメロディ

楽しむことすらもつらくて、困り顔

「 まっすぐで── 」 それだけでいい

持ち物1つでも きっと足りるし

 

笑顔あふれる間に夢見る

『弱気』に good bye!『はばたけ』 sing!

カラフルを虹へと変えて

 

『届けて !!』

 

終わりの場所気づいても

星をたどり(星座結び)

つなげていくの * キミ * まで !

あの月のように 夜をともしつづける

「 笑顔をあげたい 」

たった一つの願いを

信じつづけた

 

 2Bの歌詞「終わりの場所気づいても」はこの曲を知っている人なら印象的だと思います。

「Star*Trine」は正しく終わりの場所だったのでドキッとしました。この歌詞大好きです。

 

終わりらしくちゃんとBGMも収録してくれていて嬉しかったです。

どの曲も懐かしいなーと思えるの良いですね。

ボイスドラマの空子は狙いすぎてるような気がして微妙な評価でした。

 

 

『信じて・・・』

明日に光があるなら

繋がってく (繋がってく ! )

もう迷わない * ワタシ * へ !

初めの気持ち、無限の夢に変わる

「 自分でありたい 」

いつか笑う自分に ゆびきりをした

キミの STARTLINE

つなげてひいた

 

『信じて・・・』の後に改行がないのは意味があるのか、ミスなのか、判断しかねます。

コネクト、つまり繋げるというのもアスタリスクに並ぶキーワードです。

個ではなく集として高みを目指す、それがアイドルコネクトなのです。

最初の記事を投稿してからちょうど1年。1年前と比べると公式の活動が増えたような気がするので良いのかなと思います。

  

君の膵臓をたべたいを語る。

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「君の膵臓をたべたい」の映画と原作小説を見ました。

一度しか見てないから曖昧な映画と手元にあるから何度でも読み返せる小説を元に書きます。

深いことはわからないので雰囲気ここが好きみたいに浅くまとめます。

 

 

 

映画

NHK?で偶々やってたのを見ました。

オープニング曲や挿入歌、エンディング曲は合ってないと思いました。本筋とは関係ないのでどうでもいいですが。

 

  • 初めて見たときに思った感想

開幕ヒロインの死が確定してしまったのでどんな過程を辿ってもバッドエンドなんだろうな、と思ってました。

2人の関係は桜良が死ぬことから始まります。山内桜良は大人になる前に死にます。

桜良が膵臓の病気でなければ2人の関係はなかったので2人で進む未来は存在しません。重いですね。

開幕で結果が決まってしまったので「もう見る意味なくない?」と思うくらいには興味がなかったです。

ヒロインが死ぬまでの物語を知ってエンディングが悲しくなってしまうのが嫌だったからです。

 

そうは言ってもとりあえず見ておきます。ヒロインは膵臓の病気らしく、初見なので当然これが原因で死ぬんだろうなと思いました。

このまま膵臓の病気で終わっても成り立ちます。それで終われば意外性はありませんが死をテーマとしているので十分に内容はあります。

 

しかしその意に反して彼女は誰かも知らない人に殺されます。

見事に罠に引っかかりました。

病気で余命が決まってる、だからその余命を消費するまで死なない。

イコールではないのに自然とそう思ってしまい作者の思い通りにしてやられたことが悔しかったです。

自分ですらそうだったのに作中の彼はどれほどの衝撃だったろうか、彼女は死に際に何を思ったのだろうか、残された人たちはどうなるのだろうか。

結局惹き込まれて最後まで釘付けで視聴し原作小説に手を出す程度にはどハマリしてしましました。

 

内容は面白かったので好きだけど見ると悲しくなるので嫌いな作品です。すっぱいぶどうです。

 

多分遺書のシーンだったと思うけど謎空間で話してたシーンは見ていられませんでした。まどマギのケーキみたいで。

 

彼女が人に殺されるのではなく、病気に殺される未来もあったかもしれません。

もしかしたら死ぬのは彼のほうだったりするかもしれません。

彼にも病気があったかもしれません。

彼女の病気は治ったたかもしれません。

いつか流行った爬虫類の漫画のように人はいつ死んでもおかしくないよ、というテーマもあると思います。

 

何気なく思いついたけど彼が死んでも面白そうだなと思います。

そしたらハッピーエンドかも。

 

  • 小説読んでから思った感想

映画にも原作にもあるシーンについて言うと映像でイメージを共有できるので映画のほうが良いように思いました。キュンキュンするのは映画のほう。

病室でダンスするシーンがめちゃくちゃ好きです。

 

ヒロイン、山内桜良は映画のビジュアルがめちゃくちゃ可愛いと思います。小説表紙よりも現代風な感じはします。

旅行やお出かけで髪型が変わるのは日常とは違うという特別感があっていいと思います。小説ではわかりません。

 

中々名前の出てこない男の子のほうはもっと可愛げがあっても良いんじゃないかなと思いました。無表情なイメージがあります。小説は男の子視点の話なので心情が書いてあるんですけどヒロインに振り回されても迷惑どころか楽しそうな雰囲気が伝わってきました。

 

 

 

 

小説

まず小説のほうが映画よりも優れている点から。

 

物語終盤の山内桜良の遺書は絶対に文字で読むべきです。

前述のとおり映画では雰囲気が自分に合わなかったという理由もありますが他に明確な理由があります。

遺書は普通文字で書かれています。通常声で語られることはありません。

そして書き手の死後に読むことになります。

書いた人は死んでいるからもう話すことはできない。なのに初めて読む新鮮な内容なので不思議とその人が死んだことを忘れてしまいます。作中の彼はそうでした。

書かれている文字を何度も読んだり昔の出来事を思い出したりしているうちにその人が既に死んでいることを自分も忘れました。物語の出来事にもかかわらず、です。

これだけでも読む価値があると思います。共病文庫も同様です。

 

あと単純に男の子の心情が読めるのは大きいです。映画では多くを語らずだったので。

最後の共病文庫を読むシーンとか読むべきです。印象変わります。映画だと泣き声が気になって気持ち悪いなあくらいにしか思いませんでしたから。

 

 

映画から入った人はまず名前の出てこない男の子の呼ばれ方に驚くと思います。それは【秘密を知っているクラスメイト】くんだったり【仲良し】くんと様々な呼ばれ方をします。なぜか、というのはとりあえず考えません。

 

 

以下好きなシーンをダラダラと書きます。

 

  • 自殺用のロープ

初めてデートに行くシーン、ホームセンターに自殺用のロープを買いに行きます。多分映画にはなかったと思います。

逃れられない死が近づく彼女がそんな気もないのに自殺用のロープを買いに行きます。

店員さんに自殺に無難なロープを聞いたり珍しく気の狂った彼女を見ることができます。

彼に会ってから日が経ってないようなので彼に会う前は陽気な彼女も流石に気が病んでたのかなと思ったりします。

 

  • 『真実か挑戦』ゲーム

旅行先のホテルで2人がしたゲーム。王様ゲームみたいなやつ。

アルコールとこのゲームのおかげで2人は短い期間(4/22~8/18)で友達よりも親密になりました。

その後も何度かこのゲームをすることになります。

こういうゲームって使われがちですよね。ハッピーアイスクリーム!とか。

 

  • 怒り

山内桜良の家に遊びに行ったとき、彼が彼女を押し倒したシーン。映画では消化不良でした。

彼女を押し倒したその原因は彼女にからかわれたことによる怒りでした。

それは彼にとって「自分で仕掛けたことの恥ずかしさを振りきるように喋る続ける彼女を標的とした怒り」に見えました。

彼は「侮辱された」と感じ「これが人付き合いだと彼女が言うならば、僕はやはり誰とも関わらずに生きていたい」と思わせたほどでした。

結局彼は冷静になって後悔することになりますが早口で言い訳をする彼女は本当に死ぬ前に異性との思い出を作りたかったのかもしれません。

彼と彼女の関係にとって大きな出来事だったようで共病文庫にも「とても悪くて、良い日だった」と綴られています。

映画と小説で印象が180°変わったシーンでした。

 

  • 生きる

病院を抜け出した彼女とした『真実か挑戦』ゲームで彼がした質問、「君にとって生きるっていうのは、どういうこと?」。

死が近くに決まっている人はそうそういません。しかも2人は高校生。自分、もしくは同級生が死ぬことなんてほとんどの人は経験することがありません。

なので彼女がその答えを見つける難しさをわからない人は多いでしょう。

彼女は意外ながら答えを持っていました。

それは「誰かと心を通わせること」。

まるでずっと一人でいた彼を生きているとは言えないと言っているようでした。

彼女と会うことで彼は生き返ったとも言えます。

一方で彼女自身は自分が誰かがいないと成立しない存在と思っています。だから一人でも生きている彼に憧れました。

一人で生きることが良いことなのか良くないことなのか、彼は後にどちらかを選びました。

 

  • 「もう一度旅行したかったなあ」

 入院が伸びた彼女が何気なく言った言葉。思ったよりも死が近いことを知らされたのかつい口にしてしまいます。

普段おちゃらけてて強い人見えるけどやっぱり死ぬのが怖くて本当は一人で泣いている普通の女の子、そんな儚さが好きです。

余命通りに死ぬのなら海に行ったり練習した手品を見せたりできたのですが。

この台詞であ、死ぬんだと思いました。

このあとも何回か会っていたみたいだけど2人の会話が描かれたのはこのシーンが最後になりました。悲しい。

 

  • とある二人をはち合わせさせるようにしてる。

8月7日の共病文庫から。とある二人とは彼と親友さんのこと。

彼女には先がないので先がある彼のことを気にかけるんだなと思えるシーンです。

小説ではやたらとはち合わせになることが多かったのでお前かよ!と犯人がわかったような気持ちにもなりました。

自分の死後の彼を気にかけているシーンは他にもたくさんあります。

「人に食べてもらうと魂がその人の中で生き続けるっていう信仰も外国にあるらしいよ」

彼は彼女を食べることはありませんでしたが彼女が残したものは彼の未来を変えました。そういう意味では彼女は彼の中で生き続けています。

 

 

  • 恋人にさえならなければ、それでもよかった。

 共病文庫、遺書での彼女の告白。

 「正直に言うとさ、私は何度も、本当に何度も、君に恋をしてるって思ったことがあるの。」

でも彼と彼女の関係は恋人とか友達とか、誰にでもあるありふれたものではなく誰も経験したことのない2人だけのもの。

2人だけがわかってればいい、誰かに伝える必要もない、そんな関係。

彼女が彼に残したかったのは恋人になることじゃなくてもっと別のもの。

だってそれだと死んじゃったら何も残らないし。

 

「もし君が私に恋してたらどうしてたかな、それはちょっと気になります。」

 

 

 

 

 

 

 

桜坂しずくを語る。

 

二日前に知った"桜坂しずく"について語ります。

 

はじめに

桜坂しずくに興味を持ったのは二日前に読んだ下の記事がきっかけでした。

luna-gp.hatenablog.com

「自分ではない他の誰かになりきって、その人の人生を体験する。演じた役柄の数だけ、私は何度でも生まれ変われる。」

 

幕が開けて生まれ変わるという考え。まずここで一目惚れ。

 

次に目を惹いたのは演者としての考え、舞台の立ち方、そしてその先の目標です。

同じ舞台少女の話である少女歌劇レヴュースタァライトと共通するところ、異なることがありました。

 

 特に「演じる度に生まれ変わる」という考えは愛城華恋が9話で力説したように少女歌劇レヴュースタァライトと共通しています。

 しかし桜坂しずくが経験した演技そのものに対する苦悩は少女歌劇レヴュースタァライトでは描かれることはありませんでした。

 桜坂しずくが目指すものは「大女優」、これは少女歌劇レヴュースタァライトの作中では具体的に説明されていませんが「トップスタァ」と呼ばれるものに対応するような気がします。

 

少女歌劇レヴュースタァライトでは「如何にして2人で舞台に立つか」という過程を柱としていましたが桜坂しずくは「舞台でどんな演技をするべきか」という苦悩に重点を置いたキャラクターだと思います。

 

今回は少女歌劇レヴュースタァライトを絡めたり絡めなかったりしながら二日間でわかった桜坂しずくについて綴ります。

 

エピソード(ストーリー第1章第6話、キズナエピソード1~14話)

 アイドルと演劇

初登場はストーリー第1章第6話、桜坂しずくは作中で演劇部とスクールアイドル同好会に所属しているようです。

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スクールアイドルが先か、演劇が先かはわかりませんが演者としての彼女が見たいので個人的にはこのかすみの話通りにスクールアイドルの先に演劇があってくれると嬉しいという印象です。 

しかし演劇のために他の分野1つに手を出すというのは非効率的な気がします。

レヴュースタァライトではこの特徴を持つキャラはいません。強いて言うなら穂波氷雨でしょうか。

 

 日常の舞台化

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 バレーボールは苦手ではないけれど球技大会で迷惑をかけたくないのでうまくなりたいという話では日常で「演じる」という行動をすることになります。

 

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舞台の上ではないので当然演技をすることはできません。失敗します。

日常を舞台ににすることは簡単なことではありません。

そもそも演劇中心の生活をしているレヴュースタァライトではこのようなシーンはなかったので新鮮でした。

する必要がないことをみんながわかっていたのかも知れませんが。

 

 アドリブが苦手

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楽曲「あなたの理想のヒロイン」に「アドリブの苦手な私」という歌詞があるように桜坂しずくは無計画な行動を不安に思うようです。

ここでも日常を舞台として捉えている気があります。

 

 アイドルか演者か

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スクールアイドルと演じるか、素の自分として舞台に立つか。

彼女は演技のためにスクールアイドルをやっているのでステージに上る前に一つ考えなければならないことが増えます。

アイドルを単純にやりたいだけならば素の自分でステージに立てばいいのです。

一方で演劇に活かすためのアイドルならアイドルを演じるという行為は正しいです。

彼女はどちらを選ぶのでしょうか。

 

 演者としての課題
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アイドルがきっかけとは言い難いですが課題を見つけることが出来ました。

ポジティブに言えば桜坂しずくは形を真似ることが得意だということになります。

 

オリジナルの台本でなければ既に誰かが演じているものなので他の人を参考にすることが出来ます。そのせいで形を真似ることが癖になってしまったのかも知れません。

昔からオリジナルの設定でままごとをしていたみたいな話があったような気がしますが。

 

 舞台少女 桜坂しずく

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スクールアイドルを演じるのか、自分そのものを見せるのか。悩んでいましたが思いつきで他の人を演じていく中で桜坂しずくのアイドルのあり方の答えを得ます。

答えは理想のアイドルを演じること。結局演じない方向になると思っていたのでこれは意外な結末でした。

ここで彼女は純粋な演者となります。

 

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そしてイベントは終わり

こっちの方向に転んだことで彼女はアイドルとしてもキャラクターを確立することが出来ます。

このイベントで歌った曲が何なのかはわかりませんがどんな曲だったのか気になります。

 

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舞台の数だけ役があって幕が開けるたびに新しくなる。

どんな舞台も一度切りだから愛おしくてかけがえなくて価値がある。

そうやって生まれ変わるのが舞台少女です。

 

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彼女は自分の中で設定したアイドルを演じます。

目標としているのは具体的な誰かではなく自分で考えたアイドル、彼女オリジナルの考えが活かされます。

より良い舞台を目指して前に進む。桜坂しずくは舞台少女になりました。

なあんだ。あなたもちゃんと舞台少女なんじゃない。

 

あなたの理想のヒロイン

多分ヒロインを演じる歌。

前から知ってて良い歌だと思っていたけれど理想のヒロインを演じる歌だとは思っていなかったのでそれを知ってからはもっと良い歌になりました。

主人公ちゃんが男の子だったらめちゃくちゃキュンキュンするのになあと思いました。

「アドリブが苦手な私」や「繰り返し覚えた台詞もきっと目を見ては言えない」エピソードがちゃんと作ってあるのは良いですね。

結局目指すのは「あなたの」理想のヒロインではなくなったので現状に近いほうはもう一方の曲で語られるのかなと思ったりします。

 

まとめ

演者は何回も生まれ変わるというのは前述の意味もあります。

それに加えて一つの舞台で失敗しても次の舞台のために足踏みしている場合ではないという意味もあります。

このように演じ方を悩んでいた桜坂しずくは前を向き成長をしました。

演技そのものと対峙した彼女を通してレヴュースタァライトでは語られなかった演者の悩みを知ることができました。

日常の舞台化についても新鮮な話でした。スクールアイドル同好会の中の話なのでこれから彼女がアイドルを演じる以上日常を舞台にせざるを得ません。

一方で目指すものについてはここまでの話では言及されませんでした。

彼女がどんなアイドルを演じアイドルとどう向き合っていくのか、今後の彼女も気になります。

想像したよりもずっと魅力的なキャラクターでした。

より良い舞台を求める少女として成長を期待します。

Bouquet(れにゃた)を語る。

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2017夏コミ(C92)で頒布されたCDについて語ります。

失礼ですが理解できる人が非常に限られる自信があります。

 

はじめに

自分は特にこの方のファンというわけではないので歌っている方について話すことは出来ません。この方が他にどんなCDを出しているのかも知りません。

じゃあなぜそんな自分がこのCDを知ることになったのかを初めに書きます。

 

コミックマーケットというものにはあまり良いイメージがない自分はコミケが何かよくわからないままC92に先輩の誘いで参加することになりました。

初めてのコミケコミケで買うものと言えば同人誌ですが正直そんなものはよくわからなかったので昔良く聴いていたボカロPが出展している音楽系のブースに行くことにしました。

そこでとりあえずニコニコ動画で「C92」のタグで投稿日時順に漁ってみることに。

そこで見つけたのが以下の動画です。

クロスフェードデモのタイトルコールからBメロサビと繋がる流れ、好きです。

なぜこの動画にたどり着いたのか、見ようと思ったのかは2年半前のことなので曖昧ですが確かにこの動画を見ました。

再生数も多いわけではないです。ですがこの動画の始まり1曲目、「ヒロイン」に惹かれてこのCDの購入を決めました。

 

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10年ぶりくらいに東京に行くわけですがついでに沼津にも行きました。ラブライブの聖地らしいのですが自分はラブライブを見てないので普通の観光地として楽しみました。めちゃくちゃいいところでした。

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なんか見たことあるやつだ!となりました。田舎者なので。

音楽系のブースに行くと動画で見たCDがいくらかありました。当たり前ですが。

「Bouquet」のCDを頒布しているサークルでは恐らく歌っている方が売り子をしておられました。あまり覚えてないですが。

 

感想

 1.ヒロイン

まずは1曲目の「ヒロイン」。上の動画を見てから今までずっとこのCDの中ではこの曲が一番好きです。

簡単に言うと漫画の世界ならモブの私はヒロインのあの娘には勝てないんだよっていう話です。

 

子供の頃 漫画を読んで

思っていたなんでヒロインにばかり

特別なことが起きて 最後に

幸せになれるの?って

 

大きくなってわかった

彼女は誰より魅力があるから

スポットライトを引き寄せる力で

お話のヒロインになれる

1番Aメロではヒロインの定義がされます。曲名にもなっているので定義は大事です。

ヒロインというのは漫画の世界で特別なことが起きて最後に幸せになる存在。

幸せとはヒーローと結ばれること。特別なことは作品によりけりです。

なぜそのようなことができるのかというと魅力があるから。魅力というのは数値として見れるものではないですし人によって感じ方も違うので大小を比べることは出来ません。

つまりヒロインがヒロインになれるのは必然的なこと、もしヒロインになれないとしても仕方ないと割り切るしかありません。もちろん漫画の世界の話です。

 

彼と彼女が話してる姿は

とても見たくない とても敵わない

誰がどう見たってお似合いなんだ

 

”もしもここが漫画の世界なら

あの子がヒロインなんだろう”

だからわたしが愛するヒーローは

”ここが漫画の世界なら

わたしは脇役なんだろう”

どうやっても彼女に恋をする

Bメロからサビにかけての歌詞です。

ここで彼と彼女が話しているのは現実世界です。

わたしは彼のことが好きですが彼女には敵わないと思っています。

なぜなら漫画の世界ならわたしは脇役で彼女がヒロインだからです。

言うまでもないですがダブルクオーテーションに囲まれていない歌詞は繋げるとちゃんと文章になります。

 

離れた教室の彼が

「教科書貸して」と来てくれたの

嬉しい気持ちとはウラハラの

引きつった顔と「いいよ」の3文字

 

どうしてよりによって彼の前では

うまく話せない うまく笑えない

絶対話しにくいやつと思ってる・・・

 

”もしもここが漫画の世界なら

あの子がヒロインなんだろう”

だからわたしが愛するヒーローは

”叶いはしない恋してる

わたしは脇役なんだろう”

どうやってもこっちを見てくれない

2番の歌詞です。ここは全部現実の話です。

彼は教室が離れている私にわざわざ教科書を借りに来ているのでポジティブな感情を抱いてもいいはずなんですが漫画のヒロインに囚われているわたしはそんなことに気づきません。

どうやってもこっちを見てくれないとわたしは思っていますが彼からしてみるとそんなことはないのかもしれません。

 

わかってるよ・・・敵わないこと

キミが選ぶのがいつもあの子なら

わたしだってヒロインになりたい

 

ここが漫画の世界なら

わたしは脇役なんだろう

だからわたしが愛するヒーローは

 

”ここが現実世界なら

わたしもヒロインになれる?”

スポットライトが

なくたっていいんだね

強い気持ちがあるのなら

わたしもヒロインになれる!

もっとこっちを向いてよ

わたしの好きな人

Cメロからラスサビまでの流れです。

わたしは漫画のヒロインの考え方から脱却します。

ここは漫画の世界ではなく現実の世界。なのでスポットライトがなくてもわたしもヒロインになれます。

ここで必要とされているのは強い気持ち。これは持っているかどうかを自分で判断することが出来ます。

もっとこっちを向いてほしいという願望で終わったのでこの先の結末はわかりません。

曲としては漫画の世界ならという仮定の歌詞から一転して転調からの現実世界の話が始まることに美しさを感じます。

 

総括するとキュンキュンする歌なので好きです。1曲目の掴みとしても良いです。

以下は簡単に行きます。

 

 2.アネモネ

ヒロインとは一転して悲しい曲になります。

1曲目で上がったテンションを2曲目で落とす。その後徐々に上げていきラストを迎えるという構成です。

始まりがなければ 終わることもない

だとしたらこの先もその次も

変わらないままで 今のこのままで

それでいい それでいい それでいい

アネモネ花言葉は「儚い夢」だったり「薄れゆく希望」のようにネガティブな印象があります。アネモネには毒性もあります。

何かしらの始まりと終わりを知ってしまってそれを嘆く歌になっています。

 

次に会うときは 今より少しだけ

本当の私のすぐ傍で

変わらないままで 同じ笑顔で

伝えたい ひとつだけ 閉じ込めて

それでいい それでいい それでいい 

 ラスサビの歌詞です。イマイチ救われない言葉で終わります。

自分に言い聞かせるような「それでいい」に不気味さも感じます。

こういうドロドロした歌も好きです。

 

 3.夢見鳥

何故蝶々は薄れていく

消えゆくのか溶けるように

誰の想い胸に秘めて

来年またきっと此処で

まるで詩のような抽象的な歌詞です。難しい。

夢見鳥というのは蝶のことらしいです。

なので歌詞に出てくるのは鳥ではなく蝶です。

夢見鳥という言葉は中国の逸話、胡蝶の夢から来ています。

なので夢のように曖昧でふわふわした話になっています。

 

 4.ねこのはな

青空の下で花

今日もいっぱい開いた

目を丸くしてます

ねこのはな

すんすんと音たてます

咲くことを願います

ねこのはなについての歌です。ほんわかしています。

はなは鼻だったり花だったりします。

これだけはニコニコ動画にも動画が上がっています。

このあたりでアネモネのドロドロとした雰囲気を忘れることが出来ます。

 

 5.Iris

もし私とあなたを繋ぐもの

奪われてしまっても大丈夫

だって2人が残したことは

今も誰かに届いてるよ

前を向けば見守ってくれる

振り返れば励ましてくれる

虹がかかった日を忘れない

いつもそこにあるよ

私たちのメロディ

 

いつだって歌うよ

あなたへのメッセージ

私とあなたのこれまでとこれからをゆったりと歌う曲になっています。オシャレです。

このCDを頒布していたサークルの名前は「フラワーアイリス」、なので自分自身を歌っておられるのかも知れません。

アネモネやねこのはなにはタイトルが花ですし夢見鳥の歌詞には花が出てきます。

アイリスというのは菖蒲のことであり虹に語源があります。なのでこの歌にも虹というワードが入っています。

 

 6.夢見草

惰性だけで

いきるのは

だせぇ人生だと

気付いたら

見つめ直して 

つまらない

味のない日々には

別れを告げ

ひび割れてた

ココロにも

希望で

満たされて

慰めの

さくらが傍に

物言わぬ

桜の樹は語る

春と共に

 夢見草というのは桜のことです。

桜は品種によって様々な花言葉がありますがどれも高貴な印象があります。

なので前を向くラストになっているのかも知れません。

これも夢見鳥と同じで詩的な歌詞になっていて難しいです。

 

 7.優しい花

あなたの笑顔は 僕の笑顔となって

すべてを照らす光になる

誰よりも頑張るあなただから

誰よりも強くなれるでしょう

 

そして未来に輝く花が咲くよ 

花を優しいと形容するのは不自然なのでここでの花というのはあなたを比喩したものだと考えられます。 

全体の歌詞はわたしがあなたを励ますものになっていて包み込むような優しい歌声で進みます。

アネモネやIrisと違って弱いやしんみりとした歌声ではなく強く優しい歌声です。

誰かに向けて歌っているのはこの曲だけだと思います。

好きです。

 

 8.青の歌、僕の歌

そうさ いつだってこの歌は僕のためにある

つぼみよ咲き誇れ 最高のストーリー 今日も走り出そう

トリを務めるに相応しく明るく前を向く曲です。

100%ポジティブな歌詞になっています。

 

 

未完成で構わない 一歩ずつ確かめて

踏みしめたその足跡(アカシ)は 明日へ繋がっていくよ

傷跡も痛みも僕だけの魔法だから

ほんの少しの弱さも引き連れて飛び出そう

未完成、傷跡や痛みというネガティブワードも全て含めて持っていきます。

ラストに持ってくるには一番でありきたりですが好きです。

 

  1. 流れ星の夜の下

君に恋したこと間違ってたなんて思わないよ

だってこんなにも胸が張り裂けそうでさ

苦しいけれど今はこれでいいかな

なんてまた思っちゃったんだ

このアルバムの曲ではないです。前アルバムの曲ですがiTunesで見つけたので買いました。

青の歌、僕の歌のようなポジティブさですが出会いから別れを歌っていて失恋がテーマになっています。

しかし曲調ではそれを感じさせずそれを超えてカッコいいサビがあります。

カラオケに入れてほしい。

 

iTunesではヒロイン、夢見鳥が購入できます。1曲204円です。